現在人工芝の張替え工事の為、皆様にはご迷惑をお掛けしています。
ただ体育館でも、広い土のグラウンドでも、狭い人工芝のピッチでも、
どれも普段と違った部分で良いトレーニングができると考えています。
一番心配だったのはバスケットコートに敷いた人工芝のピッチ。
トレーニング的にはメニューを工夫すれば全然問題ないと思っていましたが、
ピッチが狭いので人数が多いクラスでは怪我等のリスクが少し心配な要素ではありました。
もちろんその辺も含めたメニュー作りをさせてもらっていますが。
ここ最近はあまり指導に出れてなくて、昨日に初めて人工芝でのトレーニングを見ました。
結果。やはり技術トレーニングをするには十分だなと思いました。
むしろ狭い分、より正確な技術が求められるので、逆に良い緊張感で出来ていたのでは。
ブラジルとかアルゼンチンとかの南米の選手がなぜ上手いかって、
単純にボールに触れている時間とサッカーに対する想いが全然違うから。
チームでの練習時間は別に変わらないと思いますが、
練習以外でのボールに触れている時間がみんなとは全然違います。
よくストリートサッカーなんて言いますが、南米の方は年中サッカーやフットサルをしている。
いつでも誰かがサッカーをしていて、どこでもできる。
でも環境で言えば、日本と比べて非常に悪いでしょう。
ピッチはガタガタ。ゴールもない。ボールもシューズも日本とは比べ物にならない質でしょう。
それでも一日中ボールを蹴る。
それを文化と言ってしまえばそれまで。
そしてサッカーに対する想いも日本人とは違うでしょう。
けっして裕福とは言えない中で、必死にサッカーで成功を掴む為にやっている。
家族(親)を幸せにする為に、お金を稼ぐために、サッカーをやっている子供もたくさんいるでしょう。
ハングリー精神?たぶんすべてが違う。
それは環境が違うからといば、それもそれまで。
本当に環境で言えば、日本の方が絶対に整っている。
どこまで言っても裕福な国。どの分野をとっても整っている。
衣食住、そして遊び(ゲーム)の部分でも。
でも逆にそれが差につながってしまっている。
サッカーをする環境も指導者の質も確実に向上していることは間違いないと思います。
それでもまだ世界との差は中々埋まらないのも事実でしょう。
だから僕たちは常にサッカーを勉強し、環境面に関して全力で取り組んでいます。
それが今回の芝の張り替えでも言えること。
僕たちに出来る事はそれだけ。
もちろん指導力の部分でも全員がもっと引き上げないといけない。
でもとにかくもっとボールに触れてほしい。
こんな良いコートが無料で使えるのに、ほとんど誰も使わない。
僕が子供のころは本当にほぼ毎日学校に行ってボールを蹴っていた。
でもその時の僕はただ遊んでいただけ。
何にも高い意識なんてなかった。ただただ楽しいからサッカーをしていた。
とにかく鬼ごっことかも含めて、ずっと外で遊んでいました。
今となればもっと真剣に練習していれば良かったと思いますが、
誰もそんな風にこ教えてくれる人はいなかった。
例えば世界の話なんて。
でも結局、誰かが何かをしてくれるのを待っているだけではダメなんです。
もし環境が全てと考えたとしても、それを変えられる力を持っているかどうか。
それが重要なことだと思います。
今ある環境は良くないからって、簡単に他所のチームやスクールへと移ることはできますか?
例えば経済的や、送迎の可否や、人間(友達)関係や親への説得など。
じゃあ他所に移ることができないから、今ある環境を自分1人の力で変えることができますか?
例えばやる気のないチームメイトやコーチに対して声を掛け、鼓舞して、やる気を出させたり、
練習メニューを考えたりしながら自分の力で強いチームにさせる。
どれも決して不可能なことではない。難しいのは間違いないが自分次第。
でも実際はそんなことなんて思いもしないのが正解でしょう。
他所に移りたいとか今の環境をどうにか変えてやろうなんて、
本気で真面目にサッカーを取り組んでいる選手以外考えもしないはずです。
環境は大事だけど、それが全てではない。
環境を変える為には自分を含めて、周りの人すべてを動かさないといけない。
でも自分を変えるには自分だけです。
だから環境を変えるのは難しいけど、一人一人が変われば環境さえも変えられる。
僕はそうやってスクールもチームも作っていきたいと思っています。
今日で東日本大震災から5年。
スクールを始める前に、みんなに少し話をしました。
サッカーをしたくても出来ない人が世界には、そしてこの日本でもたくさんいる。
ご冥福をお祈りし、そして今何不自由なくサッカーが出来ているこの日常に感謝すること。
今日はそんな当たり前のことを再確認する日にしよう。
それではまた♪