静岡発!介護社労士JOYがゆく! -31ページ目

介護を考えYOU(2) ~ 平均余命について ~

 もし、あなたが現在
 介護をされているなら…

 「介護、早く終わらないかなぁ…」

 そう思っていませんか?

 そうですよね。
 できれば、介護は早く終わりたい…

 それはよくわかります。

 実は…私自身も
 父が召天したときに…不謹慎ですが
 母と二人でほっとしたことを
 覚えています。

 「終わったね。」

 これが…本音です。

 もちろん、大切な家族が
 亡くなるわけですから…
 涙は…出ます。

 ただ…不謹慎ですが…
 父の遺体を目の当たりにした直後は
 涙が…出ませんでした。

 「ドラマとは違うよ」

 …実感いたしました。

 では、一体、いつ涙が出たのか…
 それは…

 遺体の移送を葬儀屋に頼み、
 一段落ついて牧師さんに
 葬儀の相談をした際だったのです。

 父が介護状態になってから…
 4年6か月の歳月が流れていました。

 しかし…
 短かったのかな? 長かったのかな?
 …と言われると何とも言えません。

 なぜなら…
 実際に介護されている方の声を聞くと、
 10年以上の方も多いからです。

 ただ…透析生活に入ってから、
 父は生きても15年が限度…
 私は勝手にそう思っていました。

 そして…父が過ごした透析生活は…
 13年10か月でした。

 こんな前置きはさておき…

 平均寿命よりも
 現実的なのが「平均余命」です。

 平均余命とは…
 現在の年齢からあとどれくらいの
 年月を生きられるだろう…と
 いうものですが…

 現在の年齢と平均余命を
 合計すると…

 平均寿命より長くなります。
 不思議ですよね。

 私の例で言えば…

 現在51歳(男性)ですから、

 平成24年厚生労働省統計資料
 簡易生命表によれば…

  平均余命…約30.8年

 となっています。

 簡易生命表に書かれている
 平均余命は…

 最初100000人生まれたとして、
 1年ごとに亡くなるであろう人数を
 推測し、その結果に基づいて
 あと何年生きられるかを計算しています。

 平均寿命は女性の方が約7年
 長いのですが…

 私と同年齢の女性を例にしてみれば

  平均余命…約36.7年

 と差が少し縮まっています。

 死亡者が出てくるので
 その分差が縮まってくるのかも
 しれませんが…

 「えっ、まだそんなに生きるの?」
 …と思われるかもしれないですよね。

 いずれにせよ、言えることは…

 「人生、今や80年」

 65歳になったとしても…

 まだ15年生きられる可能性が
 高いわけです。

 40歳から支払っている
 介護保険料…

 これに国がいくら予算を上乗せ
 したとしても、

 約3,200万人の方が
 一斉に「介護」状態になって
 しまったら…

 本当に恐ろしいことです。

 ですから…
 現実には「介護」のシナリオを
 想定し、自らの頭で考えて
 その時を迎えよう…

 というのが現実です。

 父が介護状態になった瞬間、
 誰一人として「介護」のシナリオを
 考えていませんでした。

 当然のように…
 パニックになってしまったのは
 言うまでもありません。

 では、なぜ
 「介護」のシナリオを考えて
 いく必要があるのか…

 これについては
 次回記載いたします。


追伸
 今後は一層身体の自己管理が大切に
 なってまいります。

 予防医療を一人一人が行う努力を
 したならば…「介護」の世界に
 入る時期を遅らせることができます。

 「誰も他人の身体を守れない」
 「介護でできるのは…寄り添うことだけ」