ご無沙汰してしまいました。

 

琳子です。

 

いやぁ・・・本当にこの1年ほど、

コロナ以降・・・

大変でした。

 

会社を立ち上げて数か月、けいこ場も寮も賃貸契約したばかり、

で、通常の稽古もできない、劇場もキャンセル料十数万お支払いし、

上演も目途が立たない・・・

 

それでもZoomを使ったり、

寮の子たちに食事を作って届けたり、

何とか前向いて、

今しかできないことやって、と、

 

だけど、そりゃまぁ、不安ですよね。

 

前を向くことによって、

どこか不安を感じないように、見て見ぬふりをして無理をしてたんだと思います。

 

少し進んでは恒例の大夫婦喧嘩大会。

 

何とか持ち直しては、ぶつかり・・・

 

昨年末には、もうこれはダメかと、別居先を探し、

仕事も探し始めていました。

 

ところが、これもう本当にどん底だったんでしょうね。

 

あるところで、どうとでもなるわさ、と腹くくれて、

そうすると・・・

 

全てがすごい勢いで動き出しました。

 

腹くくって見えたことって、

私にとって一番大きな気づきだったのは、

男性って、本当に本当に、変化に対する恐れが強いんだってこと。

 

もともと女性のほうが変化に対応できやすいし、

しかも、私は変化がないと、超退屈するタイプ。

だからですね、おっっ!今までのやり方通用しない!!じゃあめっちゃ変われるチャンスじゃん!!!

 

って、多分どこかで新しい冒険が始まったにゃ!

と、どんどん所属の役者たちに映像作ってもらったり、

演技本をみんなで読み漁りながら、

うちの事務所って何やってるの?

とか、新しいことを実は面白がっていたのですが、

旦那さんのほうはもう・・・恐怖におののいてたんだなと。

ま、そりゃそうですわね。

事務所構えて、稽古場構えて、

月々、とんでもないお金が出ていく一方。

仕事は減る一方。

人も減る一方。

 

そこを、必死で何とかしてくれる旦那さんがいるからこそ、

私は面白がることができてたんです。

 

落ち込んだっていいじゃない。

恐怖して足がすくんだっていいじゃない。

不機嫌になって、車の運転荒っぽくなるくらいいいじゃない。

もともと運転、うまいんだからさ。

当り前じゃない。そんなことくらい。

 

ここが腹落ちしたらもうあとは、感謝しか残らなくなりました。

 

そしたらね、

別人になりました。

 

私たちカップルも、もう訳が分からないくらい穏やかになりましたよ。

 

いろんなプロジェクトもどんどん進み、

サポートしてくれる方たちも増え、

世界が変わりました。

 

自分が自分の世界を作っている、って、こういうこと。

 

旦那さん、こんな人です^^