こんにちは

 

琳子です。

 

今回は演技のお話です。

 

昨年から、年に2~3回を目指して、

演劇の公演を始めたのですが・・・

 

まぁ、昔からなのですが演劇好きの方にはあまり評判がよろしくないんですね笑い泣き

 

なぜなら

 

「自然に見える演技」

「演技に見えない演技」

 

を目指してるからなんです。

 

お陰様で、

前回の「Macbeth」

マクベス夫人を演じさせていただいたのですが、

日常の私と舞台上の私、

どっちが「素」なのか分からない・・・

おいうありがたい誉め言葉を頂戴しまして・・・

 

嬉しい限りです。

 

演劇は、

その歴史から、

昔は自然光だったり、たいまつの明かりだったり、

暗がりの中で、しかもマイクなんてものはないですから、

大声張り上げて、

観客に、何が起こっているのかを言葉で説明する必要があったので。

現代でも、映画よりも言葉が多く、

また、

動き自体もセリフ自体も

「説明」

が多い傾向にあります。

 

ですが・・・

これだけ様々なメディアが発達し、

どんな立場にある人も、自ら情報発信ができるようになった今、

舞台の上からお客様に何かを「説明」する、

そんな必要があるんだろうか・・・

 

というのが私たちの考え。

 

それよりも、

同じ空間をっ共有している方々と、

ある「感情的世界」を一緒に味わうほうが、

日常生活の中で、見ないようにしている何か、

葬り去りたいのはやまやまだけれど、

どうしようもなく発見されたがっている何か、

を、一緒に感じることができるのではないか。

 

せっかくライブで、

同じ空間を共有してくださるお客様がいてくださるのであれば、

私たちは、生々しい生き様、感情を共有したい。

 

そんな願いを込めての作品作りを心掛けているのです。

 

その為には・・・

逆説的になりますが、

俳優たちには徹底的に自分の感覚に正直であること、

を仕込んでいます。

 

感情は作ることができません。

そこに起こっているシチュエーションを、

自らの体を通して信じ切ることによってしか、

その場、で起こっていることをお客様と共有するのは不可能です。

 

その為の第一歩としての俳優のトレーニングは、

 

「あなたは誰?」

 

を知ることです。

 

昨日の稽古、

一人の俳優がブレイクスルーの入り口にたどり着いたのかな・・・?

 

稽古場レポ、

よろしかったらお読みいただければと思います!