11月26日は

 

どうやら “ペンの日” ということらしい。

 

 

万年筆にこだわるようになってだいぶ経つ。

 

 

万年筆なんて高いし

 

うまく使いこなせないよ

 

と、敬遠していたのだけど

 

 

ある歳の誕生日に

 

家人がプレゼントしてくれた。

 

 

その一本がキッカケで

 

万年筆の書き心地にハマってしまった。

 

 

僕は万年筆を

 

色サインペンのようにして使う。

 

 

大まかに

 

青系、赤系、紫系、茶系、緑系、黒系

 

と、常に用意してる万年筆が最低でも6本。

 

 

系としたのは

 

たとえば青色だけでも

 

ターコイズブルー

天色

ブルーナイト

藍色

藤色・・・など

 

それぞれに違う青色だったりする。

 

 

名前は同じ赤色でも

 

そのブランドによって

 

まったく違う色合いの赤となる。

 

 

だから

 

僕のデスクには

 

数十個の色とりどりのインクが並んでいる。

 

 

 

一色を満タンに吸入し

 

万年筆をひとつのインクで

 

普通に使うこともあるし

 

 

タンクには別の色が吸入されているけど

 

ペン先に別の色を付けて使うこともある。

 

 

これは

 

ペン先の色とタンク内の色が混ざって

 

思ってもいない不思議な色となるときがある。

 

 

それを楽しむのだ。

 

 

10本ほど持っていて

 

その時々でいろいろ使い分けているけど

 

安いものはペン先が硬いから

 

馴染むまでに

 

原稿用紙で数百枚書く必要がある。

 

 

それだけ書いていると

 

馴染んできていい具合になるのだけど

 

ペン先の寿命は短くて

 

せっかくのいい感じが

 

すぐに使い物にならなくなってしまう。

 

 

やはり安いだけあって

 

短命ではある。

 

 

その点

 

多少は高くても

 

24金のペン先などは

 

その柔らかさが格段によく

 

最初から馴染んで

 

しなやかに紙の上を動いていく。

 

 

 

僕がいま愛用しているのは

 

ペリカンとヴィスコンティの万年筆。

 

それぞれ10万以上はしたかな。

 

 

太字を好んで使っている。

 

 

 

原稿を書くのに使うこともあるけど

 

大抵はパソコンで作文してしまうから

 

もっぱら万年筆が活躍するのは

 

イメージングノートのエゴリストを書くとき。

 

 

 

大金を払うだけの価値は十分ある。

 

 

特別な万年筆で自分の願望を書く。

 

 

滑らかに書けると

 

それだけ夢やあこがれもどんどん湧いてくる。

 

 

 

振り返って見ると

 

いい万年筆で書き出す願望のほうが

 

わりと早く実現しているようにも思える。

 

 

あざやかに書き出す未来のイメージに

 

より良い印象を抱くからかもしれない。

 

 

 

誕生日のたびに

 

少しだけ奮発して

 

いい万年筆を自分にプレゼントしてあげる。

 

 

何かを達成したら

 

そのご褒美に購入する。

 

 

 

万年筆も愛用者が減っているのか

 

有名ブランドがその制作をやめてしまったり。

 

 

いいモノがどんどん

 

手に入りづらくなって残念。

 

でも

 

豊かな人生のためにも

 

こだわりたい特別な筆記具だと思うよ。

 

 

写っているのはヴィスコンティの万年筆

 

 

 

 

 

280字の僕の想い