海外にいます。

 

 

 

仕事もからめてアメリカに。

 

 

 

ぼくにとって

 

旅のプライベートでの目的のひとつは

 

知らない人と会話すること。

 

 

 

「知らない人に声をかけられても返事しちゃダメよ」

 

と、子どもの頃は躾られてきたけど

 

 

ぼくはもう大人だし

 

 

声をかけ合わなければ

 

知らない人とは

 

一生知り合いにはなれないことを

 

アメリカ遊学時代に身につけている。

 

 

今でもぼくは

 

エレベータークラブというのを

 

ひとりで密かに主宰している。

 

 

 

ホテルのエレベーターで

 

同乗した人と

 

ロビー階で降りるまでに

 

知り合いになる。

 

 

 

別に友達になる必要はない。

 

 

 

ただその時の気分で

 

数十秒の会話を楽しむ。

 

 

降りる頃には

 

「いい一日を! 」って

 

お互いが心から云い合える関係になってる。

 

 

 

なぜそんなことをするのか?

 

 

 

 

セルフイメージが上がるのだ。

 

 

 

(人っていいな)と感じる瞬間が

 

ぼくをhappyにしてくれる。

 

 

 

でも、

 

 

日本人同士だと

 

これがなかなかうまくいかない。

 

 

声をかけても

 

怪訝そうな顔をされることが多い。

 

 

 

たくさんの大人たちが

 

まだ子どもの頃の躾から

 

解放されてないみたいだ。


 

お店の人も

 

マニュアル通りの会話しか

 

してくれない場合が多い。

 

 

 

これと同じことをしても

 

海外で怪訝そうな顔をされたことがない。

 

 

少なくとも

 

今のところぼくは一度もない。

 

 

会話が弾んでしまって

 

その後その人の家に

 

しばらく居候させてもらったこともあるし

 

 

そのままカフェで数時間おしゃべりする

 

なんてことはしょっちゅうだった。

 

 

 

だから

 

ぼくは海外に来るたびに

 

そんなハプニングをまた期待してしまう。

 

 

気がつくと

 

誰かとしゃべっている。

 

 

 

知らない人の赤ちゃんを

ベビーカーに乗せて

シートベルトをはめてあげたり、

 

 

たまたま歩調が同じで

一瞬だけ並んで歩く

隣の人とも盛り上がったりする。

 

 

 

目を合わせて「Hi! 」というだけでいい。

 

 

いとも簡単にセルフイメージが上がる。

 

 

 

ちゃんと喋らなければ・・・とか

 

英語が通じるだろうか・・・とか

 

何をしゃべったらいいんだろう・・・とか

 

 

そんな意識は無用。

 

 

そんな意識でうまくいくことなんて

 

人生にはないんじゃないか

 

と、ぼくは思う。

 

 

ぼくは英語が喋れない時から

 

そんなふうに人と知り合いになっていった。

 

 

会話が途切れたら

 

相手の言葉が解らなくなったら

 

その場で「Bye~」とサヨナラしちゃえばいい。

 

 

 

そもそも

友達でも知り合いでもないんだから。

 

 

失礼がないように

 

接点を持たない

 

なんていう選択自体が

 

そもそも一番失礼なんじゃないかと思う。

 

 

ぼくらは同じ「人」という生き物なんだし

 

ぼくらは「人と接する」ことで

 

喜びや感動を味わえるのだから。

 

 

 

イメージングしてると、人が好きになるネ。

 

グラサン

 

 

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