10月22,23日放送のラジオ

(6:11あたりからのコーナー)

『ジョイ石井のHuman Arts』


マイセレクトで紹介した曲


"I Love U, but I Don't Trust U Anymore"


by PRINCE


正確には

The Artist Formerly known as Prince


・・・だけど、


ま、そんな堅いことは置いておいて

(誰が何と云ってもプリンス本人なのだから)


レイヴ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック/アーティスト・フォーマリー・ノウン・アズ・プリンス

ホントいい曲です。

ピアノとギターのバラードです。



「テープ回して・・・」

っていう彼のセリフから入って

咳払いを少々・・・。

ギターのネックをこする音も微かに聴こえて・・・。


ピアノのべースキーが響く。


(なんでこんな演出で始まるんだろう? )


って思ってしまうけど、


アルバムを通して聴いていると


この前曲が

シェリル・クロウのカバー

"Baby knows"を

ファンキーに歌い上げ


後曲の"Silly Game"は

ポップな曲を

ちょっとしっとりしながら

ファニーな音色で構成。


そんな前後の曲に挟まれて

"I Love U, but I Don't Trust U Anymore"

は存在してるんです。



前後曲とは世界がまったく違う。


それを

一言と咳払いで

見事なくらい

一気に世界に引きずり込んでる。


場末のバーで

生で聴いてる感じ。


たばこの紫煙まで匂ってくる。


「これからバラードだぞ。

聴く準備はいいかい? 」


って、こちらに

心を切り替えさせてる。



さすが!




さて、


肝心の曲の中身だけど

たまらなく切ない歌詞。


プリンスは

ダーティーな曲の中に

こういう美しすぎる曲を

ポンと入れてくる。


だから

ファンをやめられないのだね。



男が女(恋人)に裏切られる詩です。


男はまだ女を愛しています。


でも、女には他に男ができてしまったんです。


どうやら

女は新しい男についてしまって

もう男から気持ちは離れてしまっている。


でも・・・


女はまだどこか

前の男を頼りにしている。

世界の誰よりも信頼できる男だと知っている。


そこが辛い。



女が部屋に入ってきた途端に

男はすべてを見切ってしまう。


着てる服も

つけてる香水も

すべて変わってしまった女。


プレゼントした指輪は

いまどこにあるんだい?


これって被害妄想だろうか?



I love U, but I don't trust U anymore.


僕は今も君を愛している

・・・でも、もう君を信じられないよ。




2番の最後に


I know U trust me,

but U don't love me anymore.



君がいまも僕を信じてるのは知ってるよ。

でも、もう愛してはいないんだね。


と、なって



3番の終わりは


U tricked me, but U will not anymore.



君は僕をうまく利用したんだね。
でも、それも、もうこれっきりだよ。


そしてラストに


I love U, but I don't trust U anymore.



僕は今も君を愛している。

でも、もう君を信じてはいない。



せつないね・・・。



あなたはどう思う?



愛してるけど、信じてない。


信じてるけど、愛してない。


どっちも辛いけど・・・



僕は

信じてもらえなくても

愛していてもらいたいかな・・・。


でもそれは

こちらもまだ愛しているからこそ

そう思うんだね。


そして

愛しているなら

なんとか信頼を取り戻そうとするだろうね。


愛する人に

信じてもらえないって

やっぱり辛いもの。


信頼のない愛って

単に「好き」のレベルかもしれないね。



真の「愛」って

やっぱり

相手をどこまでも信じられるところにある気がする。



あはは・・・。


曲紹介のつもりが

柄になく愛について語ってしまいました。


しつれいにひひ


カウンセラージョイ石井公式ブログ「情熱冷凍保存」Powered by Ameba