映画を観ました。


ジョイ石井ブログ「ジョイ石井の心に翼がはえてくるイメージングブログ」by Ameba


ミッキー・ロークの完全復活作。


ぼくはリアルタイムで

「ダイナー」から

彼の全作品を

追いかけてきた世代。


云わせてもらえば

「白いドレスの女」

のチョイ役で

ウイリアムハートに

爆弾の使い方を教える

青年のときから


うむむ!

危ない奴!


と、感じさせられ


イヤー・オブ・ザ・ドラゴンで

不器用な新ヒーローに

打ちのめされ


ナインハーフで

危ないまま、しかも

世界一かっこいい男に

衝撃を受け


エンゼルハートで

完全なファンに

なってしまいました。


バーフライという映画の

飲んだくれロークと喧嘩をする

バーテンダー役の俳優とは


ぼくがアメリカで

役者になったころ

何度かエチュードを

一緒に組んだこともあり


実際のミッキー・ロークって

どんな人? 

って、聞いたことがありました。


apprehensive man.


それが返ってきた言葉でした。


気遣いの人


とでも訳せばいいかな。


とにかく

ぼくらロークファン

そして

映画ファンとしては、


彼の完全復活は

この上なく

うれしいことなのです。



さて、

映画の話。


ミッキー・ロークあっての

素晴らしい映画であることは

間違いないのですが、


やっぱり

脚本、監督ともに

素晴らしかった結果なのだ

とも思いました。


映画の中で

さりげなく

でも

何度も出てくる


この映画全体の

キーとなっているものがあります。


それは


呼ばれる名前。



主役のロークが

何度も周りに云います。


「ランディと呼んでくれ」


医者にも

アルバイト先の仕事場でも。


特にバイト先のスーパーでは

書類上の名前

「ロビン」という名札を渡され


「俺はランディがいい」

とマネージャーに云います。

「つべこべ云わず早く出てくれ」

と、云われると

「これ付けないでもいいか?」

と、ちょっと弱々しくも

食い下がります。


ランディ。


それが彼の

レスラーとしての

誇りある名前なんです。


それから

彼と微妙な関係にある

ヒロインも


ストリップダンサーの呼び名

キャシディと

本名のパムを

使い分けていました。


(今回、この役をやった

マリサ・トメイも良かったです。)

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ぼくは映画を観ていて

思いました。


ああ、彼らは

セルフイメージに

こだわって

生きてるんだ


って。


どんなに貧しくても

苦しくても

つらくても


自分に対しての

微かな誇りと

希望を持つための

大切なセルフイメージ。


俺はロビンじゃない

ランディなんだ。


どんなときだって

ランディラムという必殺技を持つ

凄腕プロレスラーの

ランディなんだ! と。


ぼくらは

今がどうあろうと

自分を誇れたり

好きでいられる

セルフイメージを持っていることが

とても大事です。


自分を好きでいられる

セルフイメージ

本当の自分を感じられる

居場所が必要なんですね。



ぼくは

渋谷パルコ前の

小さな映画館で観ました。


こういう映画こそ

もっと大きなところで

たくさんの人たちに

観てもらえたらいいのに


いつもながら悔しい想い。


いろんな気持ちを抱いたまま

映画館から出てきました。

でも

こんな感覚こそ

まさに映画なんです。



自分の居場所は

必ず見つかります。


大切にできる

セルフイメージも

きっと掴めます。


今日も一日

力を抜いて、楽~な気持ちで

素敵にいきましょう、ね。にひひ


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いつも読んでくれて、ありがとう。 j