こんにちは、ジョイ石井ですかお


ぼくはニューヨークにも

数か月一人旅をしていたことがある。

一人旅というか、これは滞在ですけど。


旅の主な目的は

カウンセラーの勉強のため

ニューヨークでは著名な精神科医

Dr.ハーツ氏に師事するためだった。


ジョイ石井ブログ「ジョイ石井の心に翼がはえてくるイメージングブログ」by Ameba-4r4

1995年の冬。

記録的な寒波で零下の毎日。

貧乏なぼくは

夜になると暖房が止まってしまうような

安いホテルに滞在していた。

部屋の中に置いておくと缶コーラが

凍ってしまう。


コーヒーなどはかえって体を冷やしてしまうから

スープやワインを飲むようにと

ニュースキャスターが繰り返していた。

セントラルパークでは

ホームレスが何人か凍死した。

凍ったまま死んでいるホームレスを

騎馬警官が馬上から眺めていた。


ぼくはカウンセラーの勉強をしなくてはならない。

しかも英語でのカウンセリングだから

辞書片手に毎晩次の日の予習。


暖房が切れてしまう夜の10時以降は

毛布にくるまっていても寒いから

お風呂にお湯を入れ、バスタブに腰かけ、

足を浸して勉強した。


ハングリーだったなぁ・・・


風呂場の電気をつけると

自動的に換気扇が回り

その換気扇がボロくて

ジェット機みたいな騒音を発した。

隣の部屋の黒人からは

「うるせーぞ、マザファッカー!」

と、壁を叩かれながら怒鳴られ・・・

もちろん、ぼくもすかさず

「お前こそ、うるせーぞ、アースホール」

と叩きかえした。

(よい子のみんなは分からなくていい言葉です)


環境は劣悪だったけど、

ぼくにとって独りで異国にいることは

わざわざ不便を味わいに行くみたいなところがある。

言葉も不便だし、土地勘もない。

ぼくが常識と思っていることが

異国ではことごとく非常識になっていたりする。


それを味わうには

一人旅は最高だと云える。


不便な一人旅って絶対に経験すべきだ。

自分が独りだと何も頼れないから

自分の中から力を湧いてくる。

きっと、あれも潜在していた能力なんだろう。


人生という長い旅を

自分という生き物で歩き続けていくためにも

一度は

自分の底力をある程度知っておくのもいい。


あのとき、あの大変なことを

独りで乗り越えられたんだから


そう思い返せる

自分の勇気の源があると

人は強くなれる気がする。



ただ勉強をしに行っただけだったのに

ハーツ氏の奨めでぼくはプロライセンスに挑戦し、

無事それを取得した。

それが縁で、今ぼくはカウンセラーとして仕事をし、

カウンセラーとして本などを書いている。


後にも先にも

資格を取得したのはそのときだけ。

人生って、やっぱり不思議だね。


今日も、楽~な気持ちで素敵にいきましょう!にひひ


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