またまたハプニング!
ボクらが取り組んでいるメディアのプロジェクトに関して大きな変更があった。
社外秘なので、詳細は書くことができない。
でもプロジェクトの数だけ、ドラマがあるのは事実。たぶん2倍以上。
きっとなにかのプロジェクトを手がけ世の中に仕掛けていくということは、こうしたハプニングが必要なんだね。
日本語でいうハプニングは、予期せぬこと、何かの事件、事故というように多少ネガティブな意味にとらわれがちだが、英語のHAPPENINGには、もう少し別の意味が含まれている。良いことも悪いことも、そこに何か普段では起こらない何かが起きたときに使う。奇蹟が起きてもHAPPENINGなのだ。
いまちなみに辞書で調べてみたら、ボクの期待した事例は載っていなかった。残念ながら、辞書上の意味はほぼ日本語のそれに近い。
ボクがここでいうハプニングは、学者先生が決めた意味ではなく、使う人々の中で定義づけされていったほうの意味なのだ。

ボクは音楽が好きで、昔は特にJAZZをよく聴きにいった。
なぜなら、そこにその夜起こるかもしれないHAPPENINGを求めて、人々はライブハウスに集まっていたからだ。ボクの通ったJAZZは、即興演奏が売りのモノに限られていた。それぞれ一流のミュージシャンたちが、相手の音に自分のものを絡めていく。時に攻撃的でもあり、ときに寛容的でもある。それはそのときのすべての要素から生まれてくる偶然と必然によるコラボレーションなのだ。

終演後、チケットを買えずに外でたむろっていたファンたちは、幸運にも中に入れたボクにこう聴いてくる。
「今夜はHAPPENINGが起きたかい?」と。