昼間、TVの企画打ち合わせで白金へ行く。

BLUE POINTで遅いランチを食べながら、

制作会社のプロデューサーS氏と

数時間打ち合わせ。

週明けてTV局のプロデューサー含めた会議に

突入するための意思統一。

オープンカフェで話していたら、

じりじりと汗ばんできました。


午後から天気がすこぶる良く、

背中に当たる日差しが夕方でも熱い。

映画の話になった。

S氏から「インファナル・アフェア」の話が出る。


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もちろん僕も前から気になっていた。

けど、

まだ観ていなかった。

さっそく、夜中にDVDを借りに行く。

そこでこんな宣伝文句と遭遇した。

「派手な特撮もCGも一切無い。

脚本の深さと俳優陣のうまさでみせる映画」

まてよ。

昔の映画は、

これが当たり前だったのに。


なんだか変な感じがした。


まあいい、なおさら期待して映画を観た。


うん!このフレーズが確かに当てはまる映画だった。

久しぶりにドキドキしながらの2時間。

好きな映画だ。


主演のトニー・レオンは、

僕が自分の映画を香港の映画祭に出展したときに、

実物をまじかに観たことがある。

正直そのときはそんなにオーラを感じなかった。


でも、さすがに映画の中の彼はいつもいい。

表情がいいんだな、この人は。


ずいぶん昔、

「イヤーオブザドラゴン」で

ジョン・ローンの演技を初めてみたときにも、

同じ感想を持った。

それにしても

特撮もCGも一切無い・・・なんてことが

宣伝文句になってしまうとは。


八百屋で有り難がって

有機野菜を買うような気分だね。


自分が買おうとしているのは、

映画なのか野菜なのか。


「この映画は、

派手な農薬も今はやりの化学肥料も

一切使っていません」

なんて宣伝文句が成立しそうな世の中である。


インファナル・アフェア [DVD]/アンディ・ラウ,トニー・レオン,アンソニー・ウォン
¥1,890