最近は、韓流映画を観ている。流行りのテレビドラマではないよ。あくまで映画。自分にハングル語の刺激を与えるようにしているんだ。最近のハリウッド映画 はつまらないものが多いから、ほとんど昔の名作かヨーロッパもの、たまに香港映画を観るというローテーションだったけど、そこに韓流も加わった。韓流もの は、ドギツイ表現か、美しい表現のどちらかが多いね。とても両極端だ。
ボクとしては、繊細で美しい表現のものを観るようにしている。まどろっこしいラブストーリーはダメだけど。
「8月のクリスマス」は良かった。韓国で薦められた映画。ヒロインのシム・ウナが、やっぱりいいね。ほとんどノーメイク。でも、美しいよ。ひとつひとつの シーンの表情がとても良かった。写真館の前での最後の表情なんて、すごくいい。彼女の他の映画も何本か観たけど、「8月のクリスマス」に勝るものはまだ観 れていない。本人はさっさと結婚してもう女優業を引退したらしいけど、それでいいのかもしれないね。インタビューの受け答えを見たけど、彼女は頭のいい人 のようだから、きちんとした自分の人生設計ができているんだろう。トップスターという刺激的な立場を捨てて、彼女はもう次のステップに向かっている、そん な気がしたよ。この映画は、日本でもリメイクされているようだけど…。最近日本だけじゃなく、ハリウッドでも売れたものを次々にリメイクしているけど、情 けないねぇ。特に日本はもうなりふり構わずにやっている感じがしてみじめ。新しい良いアイディアが無いってことでしょ? クリエーターとしてのプライドが 無いんだね。すでに作られた映画なんだけど失敗しているからもう一度作りなおして成功させ、陽の目を浴びさせよう…これだったら、かっこいいと思うよ。で も、一度売れたものをまた作りなおす・・・というのは、やはり良くないんじゃないかな。昔、「天国から来たチャンピオン」とか、「イブのすべて」とかのハリウッドでリメイク成功例もあったことはあったけどね。

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