エンターテイメントモードの私が最近聴いている音楽。
PRINCE。

ビジネス書とか、カウンセリングの本を執筆しているときは、バッハなどをアトリエでかけていますが、エンタな今の私には、アップビートが必要。

PRINCEの曲との出会いは、私が18のときアメリカで初めて観た映画が「パープルレイン」だったので、そのときです。
最初は、彼の見た目が濃すぎて受け付けず、友人に勧められ渡されていたレコードもそのまま聴かずに放っておいたくらいです。

映画でショックを受け、曲を聴きまくって感動し、一度彼のコンサートを見に行って完全に打ちのめされ、KOでした。

観客を煽る彼の焦らしに始まり、その他細部に渡って行っているすべての演出法は、いずれも人の心理を知らなければできないとても高度なもの。
本当の格好良さ、お洒落さを間違いなく分かっているアーティストです。

彼の才能を讃えるためのバーティーが業界で行われ、著名なミュージシャンが大勢彼を讃えていました。
音楽のタブーにあえて挑戦し続けていること、自分のスタイルが固定されてしまうことを嫌い、常に新しいスタイルを生み出そうとしていること。
世界中に誤解されたとしても、魂の自由をつねに優先させていること。

そういえばPRINCEが17才でデビューし、ローリングストーンズの前座を務めたとき、会場からブーイングが起こり、彼はステージ半ばで退場。
その後ストーンズのミックジャガーが現れ、
「今夜の客の前で演奏したくない。PRINCEの曲のすごさが分からないんじゃ、ダメだ」
というコメントを発してお客を叱ったというエピソードもあります。

あのマイルス・デイビスも著書の中で、認めているミュージシャンはPRINCEと記しているほど。

日本での人気が、いまひとつなPRINCE。
そこが日本人として、とても寂しい気がします。


今日もPRINCEガンガンかけながら、ステージのイメージを膨らませていく私です。

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