タンポンのトラブルの話。 | いのち、だいじに。

いのち、だいじに。

ヒーリング女医☆かんなのブログ

この前?昨日か。
こんな記事書いたんですけど、

   ↓

これをふまえて

タンポンの話。

 

 

 

 

タンポンって

普通に使えば

基本的にトラブルはないんだ。

 

 

 

 

ただ、

腟の中に入れとくもので

血がその中に吸収されていく。

 

 

 

腟の中には菌がいっぱいいる。

 

 

 

いつもだったらデーデルライン桿菌が

いい感じにコントロールしてくれてる

腟の環境が

 

 

タンポンによって

バランスがびみょーになっちゃったりする。

 

 

 

 

タンポンは血を吸収するモノ。

 

血って、すっごく栄養豊富なのね。

 

 

 

だから、

タンポンの中では

いろんな菌がいっぱい繁殖する。

 

 

 

で、腟の中には

 

 

もともとはたいして害がないのに

集団になると途端にヤバくなる

 

みたいなのも

いらっしゃるんですよ。

 

 

 

集団にならないと何もできないけど

集団になるとヤバイ。

 

 

 

 

タンポンを長時間入れっぱなしにしとくと

そーいう菌のみなさんが増えちゃう可能性も出てくる。

 

 

 

憎まれっ子世に憚る、みたいな。

 

 

 

デーデルライン桿菌さんたちは

比較的大人しいので

 

不良さんたちにおされて

「あ、今はあのひとたちが優勢だから

 ちょっと隠れてよう」って

いなくなっちゃったりすることもあるのよ。

 

 

検査して「デーデルライン桿菌 (ー)」って

検査結果が出ることあるからねー。

 

 

 

 

 

 

だから、

タンポンの説明書に「8時間以上は入れないで」とか

書いてあるわけです。

 

 

 

 

タンポンの使用時間の限界は

 

「それ以上入れてたらもれるから」じゃなく

 

「それ以上入れてたら体に害があるかもしれないから」

(体に害がある菌が増えちゃうかもしれないから)

 

ってことで表示されてます。

 

 

 

 

 

8時間以上入れてたら

必ず何かあるわけじゃないけど、

 

 

 

たまーに

TSS(トキシックショック症候群)っていう

本気で命に関わるトラブルの原因になるので

ユニチャームさんのTSS説明ページ

 

 

使い方には気をつけましょーね!!!!

 

 

 

 

 

 

タンポンといえば。

 

婦人科救急をやってる病院に勤めてる時

時々

「糸が切れてタンポンが抜けない」

って救急受診された方のタンポンを

抜いたりしましたねー。

 

 

 

 

「においがひどい」って来られて

見てみたらタンポンが入りっぱなしになってた

なんてこともありましたねー。

(抜いたはずなのに、っていうよくわからない状況)

 

こういう時の「におい」は、

処置したあとの診察室に

消臭剤をガンガン使うレベルになります。

 

そうしないと次の患者さんが入れないのでwww

 

 

 

 

タンポンは

(これで月経痛がひどくなるひともいるけど)

基本便利なモノだとおもうので、

 

 

 

用法を守ってただしく使ってねー♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは多分「正しく」がいい気がする。