西洲の菩薩行34 第八章 五百弟子授記品 その5(菩薩の心を秘す) | 釈尊と共に生きる、西洲のブログです!

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法華経は釈尊の肉声の教えの経典です。あらゆる経典の中で、法華経は、別の名を
「最上王経」とも呼ばれ諸経の王でもあります。女人成仏をはじめどんな衆生も
生きるもの全てを救おうとする仏陀の方便の力は、法華経のすばらしさです。

仏、釈尊は「法華経」 をお説きになるまでの四十余年間に方便の諸経を説かれた。 釈尊は衆生の能力に不同があることを知っておられたので、さまざまな喩や方便をもって説かれたのであった。妙法蓮華経の第八章 五百弟子授記品をご説明しますひらめき電球

 

 

「内に菩薩の行を秘(かく)し、外に是(こ)れ声聞なりと現す」とは。

 

 

◎菩薩の心を秘(かく)す

 

経文は今まで述べた趣旨のことを、次に偈文でふたたび繰り返して説くので、その内容はここでは省略しますが、

 

‘内(うち)に菩薩の行を秘(かく)し、外に是(こ)れ声聞なりと現(あらわ)して、少欲にして生死を厭(いと)えども、実には自ら仏土を浄(きよ)むるなり。 という言葉がある。 

 

世間一般の人は少欲、懈怠のものである人間の欲望のなかで、一番大きな欲望は、仏になって人々を救おうという欲心である叫び

これは、大欲とも言ってもよいし、普通の欲望に比べれば、清らかな欲心であるから、清浄欲(しょうじょうよく)といってもよいビックリマーク

 

しかし普通は、金銭欲出世欲名誉欲性欲などをある程度満たせばそれでよいとする汗

すなわち、大部分の人は少欲に生きるのである。そして、懈怠であるのも大部分の人がそうである。不断に継続することはなかなかできない。人間の本性は怠けるようにできているショボーン

こういう世間一般の人たちに対して、お前たちは駄目である、低級であるというように、見下げるようにしてお説教しても、決して効果があがるものではない上差し

 

怠惰な駄目な人々の気持ちのなかに、深く入りこんで、自分も皆さんと同じように怠け心を持った人間ですよと言って安心させて導く必要があるのであるOK

 

内に菩薩の行を秘し外に是れ声聞なりと現す」ということは、このことを意味する❕

本当は高い菩薩の境地をすでに得ているのであるが、それを心の奥に深く隠して、少欲,懈怠の人たちに一緒になって低い教えを説いてゆくグッド!

すると、人々は段々とこちらを向いてくれ、説法を聞いてくれるのであるOK

少欲懈怠の人達と一緒になって低い教えを説いていくなかで、我々は三つの毒を持っていることを示さなくてはならないビックリマーク

三つの毒とは(むさぼ)り瞋(いか)り痴(おろか)をいう。

この貧瞋痴(とんじんち)を三毒というダウン

「この三毒を誰でも心の中に持っているのですよ。皆さんばかりではなく私も同じです。」

と、自分も声聞程度の人間ですよと言いながら、本当のねらいは皆の境地を菩薩の心に高めることであるひらめき電球

少欲懈怠の者たちも、説法者が自分と同じようなものだと考えると、言うことを聞くようになる。そのうち菩薩の心を理解し、自分だけの幸福を願うのではなく、他の人と共に生き他の人々の心を仏の心に高めようという願いを持って生きられるようになるグッド!

内に菩薩の行を秘(かく)し外に是れ声聞なりと現して」 という経文の言葉が「法華経」 の教えを宣布するものにいかに重要であるかわかる本キラキラ

 

 

相手の目線に合わせる目

 

 

追記、人間は怠けるように出来ているのは確かですねショボーン お金と暇があれば、道を間違うのは当然だと思います汗 が、しかし、高い境地に達した菩薩は、相手に合わせて教えを説いていくチョキ素晴らしいです叫び

 

法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、

釈尊のご慈悲を体験してみてください(西洲)

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