仏、釈尊は「法華経」 をお説きになるまでの四十余年間に方便の諸経を説かれた。 釈尊は衆生の能力に不同があることを知っておられたので、さまざまな喩や方便をもって説かれたのであった。妙法蓮華経の第七章の化城喩品をご説明します
人間として生まれた以上は、四苦八苦がつきまとう
◎ 煩悩を取り除く
多くの梵天たちや、十六王子から、どうぞ教えを説いて下さい、と何度も何度も懇請された大通智勝仏は、いよいよ四諦(したい)と十二因縁の教えについてについて説かれる
どちらの教えも人間の苦しみの原因である煩悩をいかにして取り除くかを説いたものである
※四諦について ........... 経文は、「これ苦なり、これ苦の集(じゅう)なり、これ苦の滅の道(どう)なり」 と説く。これは原始仏教の基本的な教えである。四聖諦(ししょうたい)の教えである。四聖諦とは、簡単に四諦ともいわれる。諦(たい)とは、真理のことである。四つの真理ということである。
☆四諦とは?
(1)苦諦(くたい) …人生は苦であるという真理。
(2)集諦(じったい) …苦の原因は無明にあるという真理。
(3)滅諦(めったい)…煩悩を消滅させた理想の境地。
(4)道諦(どうたい)…理想の世界である涅槃の境地に達するためにはどのように修行したらよいか。
を説く。人間が生きることは苦である。と認識するのが仏教の出発点である
人生は苦であるというのは、具体的には四苦八苦のことである。四苦とは生老病死のことです
☆八苦とは❓
四苦とは、生、老、病、死であり、八苦とはこの四苦に怨憎会苦、愛別離苦、求不得苦、五蘊盛苦の四つを加えたものである
怨憎会苦(おんぞうえく)とは ........怨みを持つ人、憎しみを感ずる人と会うのは苦であるということ。嫌な人と会うのは苦であるが、積極的に相手と意思を通じさせ強調していくことによって、豊かな世界が開かれるのも事実である。
愛別離苦(あいべつりく)とは ........愛するものと別れるのが苦であるということである。死が苦であることの原因のひとつもこの愛別離苦である。
求不得苦(ふぐとっく)とは ........求めるもの欲しいものが得られない場合の苦しみである。現代の世の中では、精神的不満によって肉体がさいなまれていくことが多い。
五蘊盛苦(ごうんじょうく)とは ........肉体に執着する限り苦しみは絶えない。青年時代、肉体が強盛であるときには、強い性欲に悩まされるのも苦しみの一つである。
四諦の第二である「集諦(じったい)」 の集は、集まるという意味であり、「集まり起こること」 でもある。
苦悩の原因は果てしない人間の欲望にある
仏教では欲望のことを「渇愛(かつあい)」 ともいう。のどが渇いたものが水を欲しがるような渇きをいう。
「法華経」 の比喩品に「三界火宅の喩え」 があったが、我々は煩悩の業火に焼かれて生きているのである
続きは次回…
追記、四苦八苦、四諦、八正道、十二因縁、この化城喩品の教えは、仏教の心臓部です お金や権力があっても"もっともっと" という欲望が苦しみの原因になるのですね
足りるを知るということです
法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、
釈尊のご慈悲を体験してみてください(西洲)
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真実は一つ!!