「聖書」には「旧約聖書」と「新約聖書」がある。「旧約聖書」はユダヤ教の聖典として誕生し、キリスト教.イスラム教の聖典にもなっている。また世界最古の書物とされています。世界は聖書の予言通りに動ているの確かです。これらの美術作品は、字が読めない人のために聖書として用いられたのです。さあ~現代の私たちも聖書の世界の謎解きを名画と共に学んで行きたいと思います。
(エルサレムの再建とヘデロ神殿) 画家:ティソ製作:1886~94年頃 技法:水彩
「ゼカリヤ書」 「ハガイ書」 「カヘミヤ記」
※ オリーブ山からの眺望
城壁に囲まれたエルサレムの町が、高い視点からとらえられている。 画面中央から左に壮大な姿を見せているのは、エルサレムの第二神殿で、建物から出る煙が神殿内で生贄(いけにえ)が捧げられていることを示す。
ティソが描いたこの作品は、365点におよぶ「キリストの生涯」 の連作のうちの1点。 過越祭の際にエルサレムへ行くイエスが、山上から眺めているという設定で、再建されたエルサレムと第二神殿(ヘロデ王が修復したので、ヘロデ神殿とも呼ばれる) の壮大な姿が、ティソの想像によって描かれている。
☆ 神殿と城壁が再建されるが、異民族支配が続く
第2回バビロン捕囚から47年後、新バビロニアはアケメネス朝ペルシアに滅ぼされた、翌年、ペルシアのキュロス2世はバビロンの捕囚民を解放する。
このとき4万人以上のユダヤ人がエルサレムに戻り、神殿の再建に着手した。 しかし工事は難航し、中断する。
その後、預言者ゼカリヤらの励ましにより工事は順調に進み、紀元前515年に神殿(第二神殿)が再建された。
続いて、ペルシア王から信頼されていたネヘミヤがユダヤ総監としてエルサレムに赴任し、わずか52日間で城壁を修復させた。 ネヘミヤは、貧民の救済策を実施し、祭儀制度や結婚制度を整えるなど、宗教.政治の改革に努めたという。
その後ユダヤは、アレキサンダー大王やセレウコス朝シリアなどに支配されたが、紀元前140年頃、ハスモン朝が成立し、ユダ王国滅亡以来の独立を果たした。
しかし紀元前37年、ハスモン朝は異民族のヘロデ王らに倒された。
ヘロデ王はローマ帝国と協力関係を築き、ユダヤ統治を開始した。
※ ヘロデ王の関連記事です
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(聖書と名画 中村明子著書参照)
追記、イスラエルの首都エルサレムは、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の聖地です。 ユダヤ教からキリスト教が発生し、のちにイスラム教が誕生するが、3つの宗教の神はいずれも「旧約聖書」 に記されている同じ天地創造の神です
次回からは「新約聖書」 に入っていきます
法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、
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真実は一つ!!