「聖書」には「旧約聖書」と「新約聖書」がある。「旧約聖書」はユダヤ教の聖典として誕生し、キリスト教.イスラム教の聖典にもなっている。また世界最古の書物とされています。世界は聖書の予言通りに動ているの確かです。これらの美術作品は、字が読めない人のために聖書として用いられたのです。さあ~現代の私たちも聖書の世界の謎解きを名画と共に学んで行きたいと思います。
(ヤコブを祝福するイサク) 画家:フリンク 製作:1638年 技法:油彩
創世記:第24章~第41章
◎ ヤコブが山羊の皮で両手を覆って兄になりすまして父イサクを騙す
年老いてほとんど視力を失っていたイサク。 死期が近いことを悟り、長男エサウを祝福するため、狩りで捕った獲物で料理をするようにエサウに告げる。 それを聞いた妻のリベカは、愛する次男ヤコブのもとに行き、エサウになりすますように告げる。
ベッドから身を起こすイサクがヤコブを祝福する場面である。 毛深いエサウになりすますため、ヤコブは山羊の皮で両手を覆っている。 イサクの後ろに妻のリベカが控え、その後ろにはリベカがつくった料理の皿が見えている。
レンブラントの弟子フリンクが描いた作品である。
☆ 兄に変装したヤコブが父イサクを騙して祝福を受ける
アブラハムは、故郷のハランに召使を派遣し、息子イサクの結婚相手にリベカという女性を探し出した。 イサクとリベカは結婚し、エサウとヤコブという双子の兄弟を産んだ。 先に生まれたエサウは毛深く、次に生まれたヤコブは兄のかかとをつかんで生まれた。
ふたりは成長すると、エサウは狩人になり、ヤコブは家の周りで働いた。 父イサクはエサウを愛し、母リベカはヤコブを愛した。
あるときヤコブは、兄エサウを騙して、長子権を煮豆を交換させた。 長子権とは、父から長男に与えられ、財産や家長の地位を受け継ぐことができる権利だった。 長子権は父から祝福を受けて成立するものだった。
その後、年老いて盲目になったイサクは、エサウに祝福を与えるため、「狩りに出て獲物を取り、私な好きな料理をつくってほしい」 と伝えた。 エサウが出かけると、ヤコブとリベカは、イサクを騙す計画を立てる。
ヤコブはリベカがつくった料理を父に運び、「エサウです」 と呼びかけた。 ヤコブはこのとき、山羊の毛皮を手や首に巻いてエサウに変装していた。 これに騙されたイサクは、ヤコブに祝福を授けてしまう。 祝福が奪われたことを知り、激怒したエサウは、ヤコブを殺害を決意した。
(聖書と名画 中村明子著書参照)
追記、嘘をついてまで、実父を騙すものなのでしょうか 旧約聖書の創世記は、人間の欲望やエゴ丸出しが多く記述されていますが、これは今の私たちの心の根の部分の表現なのでしょうね。 嫉妬、自己中、我良し、認められたい、などの、私たちの心の奥深い欲を、あえて創造主は表現しているのかも知れません
法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、
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真実は一つ!!