教えを乞(こ)う人を拒まず、誰でも仏になれるという考えを示したお釈迦様の弟子には、さまざまなタイプの者がいる。経典に残るそれらの弟子の姿を見るとき、お釈迦様の柔軟な教えや深い洞察力が浮かびあがってくることでしょう。有名な十大弟子とは別のお弟子さんたちをご紹介します。
お釈迦様は神通力を使って空を飛んだ ..........
◎ナンダ(難陀、なんだ)............... 愛欲への執着をついに乗り越え感覚を統御(とうぎょ)した美青年
釈迦の異母弟ナンダは、姿かたちが美しく、立ち振る舞いが釈迦に似ていたといわれている。
ナンダの結婚式の当日、釈迦はかなり強引に彼を出家させてしまった。 兄に従わなければならぬと出家したものの、必ずしも本意ではなかったナンダは、別れぎわに妻の言った「早くお帰りください」 という一言が忘れられなかった。 そして、妻の面影を求めながら悶々と悩む日々を送っていた。 ときには修行中にもかかわらず化粧をし、美しく着飾って歩くこともあった。
これを見た釈迦は、ナンダを戒めるためにヒマラヤへの旅に誘った。 神通力を使って空を飛ぶと、遥か下界の焼野に一匹の雌(めす)ザルが見えた。 さらに二人は、ヒマラヤを巡り、須弥山(しゅみせん)の三十三天まで行った。 すると、多くの侍女(じじょ)と美しい天女5000人を連れた帝釈天が、釈迦に礼拝に来た。
「ナンダよ、あの美しい天女を見ましたか。 お前の妻とあの天女ではどちらが美しいだろう。 お前はどちらを選ぶかね」 「世尊よ、妻と天女では比べものになりません。 天女に比べれば、私の妻は途中で見た雌ザルと同じです。 私は、天女を選びたい。 でも、一体どうしたら、あの天女を得ることができましょう」
「しっかり修行を積めば、いずれあの天女はお前のものとなろう」
以来ナンダは人が変わったように修行に打ち込んだ。 ところが、これを知った長老のひとりが言った。
「本来、修行は煩悩を断つためのもの。 なのに、あなたは女性を得るために修行をしているのですか」
ナンダは、すぐに自分の犯した誤りに気づき悔い改めて、再び修行に励んだ。
性の誘惑から出発したナンダは、やがてそれを克服し、感覚器官を統御(とうぎょ)する点で、最も優れた弟子といわれるようになった。 (釈迦の本、学研参照)
追記、お釈迦様は方便を用いてどんな人をも救う導く手法は素晴らしいです!! その人間の弱点をうまくついた導き方ですが、今回のは、目の前に人参をぶら下げて馬を必死に走らせる秘法ですね
法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、
釈尊のご慈悲を体験してみてください(西洲)
↓↓
↓↓
http://www3.hp-ez.com/hp/magokoro18
真実は一つ!!
クリックよろしくお願いいたします。励みになります (^^)/
↓