法華経の教えから 第十二章 提婆達多品 その7(畜生も成仏できる) | 釈尊と共に生きる、西洲のブログです!

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法華経は釈尊の肉声の教えの経典です。あらゆる経典の中で、法華経は、別の名を
「最上王経」とも呼ばれ諸経の王でもあります。女人成仏をはじめどんな衆生も
生きるもの全てを救おうとする仏陀の方便の力は、法華経のすばらしさです。

舎利弗は竜女の成仏を疑っていたが、竜女は、「法華経」 の教えを信じ、

菩薩の修行をするものは畜生であろうと女人であろうと

必ず成仏できることを実証させたのである。

 

 

◎畜生も成仏できる

舎利弗が女人は成仏できないといったときであった。
竜女は自分が身に着けていた宝珠を黙って仏さまにさしあげた。その宝珠は世界のあらゆる宝に匹敵するほど立派な宝であった。仏はそれをお受けになった。

仏がだまって宝珠を受けたのは竜女の心と仏の心とが一つに通じ合っていたからであった
宝珠を仏にさしあげたのは竜女が仏の恩を感じたからであった。

竜女は智積(ちしゃく)菩薩舎利弗尊者の二人に言った。
「自分は今、宝珠を仏さまに献上したが、仏さまは即座にお受け取りになったかどうか」 と。

智積と舎利弗は言った。
「仏さまはすぐにお受け取りになられました」 と。

そこで竜女は言った。
「自分が修行を積んで仏になったことを、あなた方の神通力でとくと見てください。私が仏さまに即座に宝珠を差し上げたよりも、いっそう速やかに自分が成仏した事実をここに現して見せましょう」 と。
 

大勢の人々は竜女の言葉を聞いて目を凝らした…

すべての人々の目は竜女の姿に凝集した。竜女の姿はたちまちのうちに男子になった。男の姿になった竜女は菩薩となって南方の無垢(むく)世界へといき、美しい蓮華の上に座り仏と同じ悟りを得て仏の特相をそなえ、一切の人々のために優れた教えを演説した。
畜生界に生まれた竜女であり、しかも女人の身でありながら、法華経の教えを行じたために、ついに浄土に生まれることができたのである。

舎利弗は竜女の成仏を疑っていた。しかるに竜女は今や大衆の目の前で成仏したのだ。誰の目にも竜女の成仏が見えた。
疑いは一瞬の間に消えた。「法華経の教えを信じ菩薩の修行をするものは畜生であろうと女人であろうと必ず成仏できることを実証させたのである。

この竜女成仏は我々に三つの大切なことを教えてくれる。
第一には、人間以外のものでも生命があるものはどんなものでも仏になれること。
第二には、女人であっても男子と同様に仏になれること。
第三には、たとえ年齢の若いものでも信ずる力さえあれば仏になれること。
を、教えてくれる。

竜女は畜生道の生まれであり、しかも女人である。
このようなハンディキャップを背負ったものでも必ず成仏できることを教えてくれたのが竜女の成仏である。

竜女の竜は竜を信奉する部族原住民を象徴的にあらわすのかもしれない。
となると、竜神を祀る種族も仏教を奉じるようになったことを暗示しているのかもしれない。

次回につづく

 

追記、 大事なのは、信じる力ですね!! 法華経を受持できても、信じて本気にならないと、宝の持ち腐れ、ということですm(_ _)m

 

 

 

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