この世を成立させている宇宙の原理を悟り、覚者(仏陀)となった釈尊。ブラフマン(梵天、ぼんてん)に促(うなが)され、他者にも真理を説くことを決意する。釈尊は、あらゆるものに差別なく説法をし、人々は光に吸い寄せられるように続々と釈尊の下に集まった。人々は仏陀に何を求め、そこで何を得たのか?
ブッダは悟りを自らで楽しみ味わうのみで、
ブラフマン(梵天)の説得に断り続けた .........
古代インドの最高神、ブラフマン(梵天)は意外な成りゆきに心を痛めていた。ブッダが悟りを開いたことは、天もすみやかに感じ、森羅万象が喜びの奇瑞(きずい)と荘厳(しょうごん)を現して祝福していた。
苦しみと悩みにのたうちまわる世の人々へのこの上ない救いが完成されたからである。ところが、ブッダは悟りを自らで楽しみ味わうのみで、だれにも真理を語ろうとしないのだ ............ 。
ブラフマン(梵天)は、悟りの瞑想を楽しむブッダのもとを訪れて、なぜ大勢の人に向かって真実の道を説かないのかと尋ねた。
「私の悟った真理は、静謐(せいひつ)で深遠で難解です。思考の次元を超越し、絶妙で微妙ですから、修行を究めた者にしか理解できません。自分の欲望と執着にとらわれて、貪(むさぼ)り耽(ふけ)り、追いかけている人々にはとても伝わらない。
無駄だと感じたから、私はこの場を立たないのです。いくら熱意を込めて説き教えても、おそらく、私がただ疲労困憊(ひろうこんぱい)するのみです」
ブラフマン(梵天)......... 「それでは、この世が絶望と落胆(らくたん)のうちに滅亡してしまうではないか。悟りを得た尊い存在よ、どうか教えを説いてほしい。この世には、汚れの少ない人々がいる。彼らは、あなたの教えと導きによって真理へ導かれるかもしれないではないか。すくなくとも、その教えがなかったら、いずれは醜(みにく)く汚れきった欲望と執着の海へ虚(むな)しく沈んでしまうのは明らかなことだ」
ブッダは2度まで断った。 が、あまりにもブラフマン(梵天)の懇願(こんがん)が真摯(しんし)なので、ついに3度目に禅定の坐(ざ)から立ち上がった。
身をもって悟った生と死、苦と楽についての真理を多くの人々に向けて語ることを決意したのである。
次回につつく。
追記、。さあ~真理の道を究めたお釈迦様の説法の始まりです! !(^^)! 法華経と名を聞いただけで、毛嫌いする今の世! 末法の末法ですね。 法華経=どっかの宗教団体に結びつけるのは、違います。 お釈迦様が嘆き悲しんでおられていますよ。
法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、
釈尊のご慈悲を体験してみてください(西洲)
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