【2024年本日読了した本 その8】「悪い私」はいない 内的家族システムモデルによる全体性の回復 | 美しく、素敵に、幸せに

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2024年本日読了した本 その8


「悪い私」はいない 内的家族システムモデル(IFS)による全体性の回復 

リチャード・シュワルツ  (著), 後藤 ゆうこ・佐久間 智子・後藤剛 (翻訳)

 

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さまざまな内省手法を試したけれど、 根本的に自分を変えられないと感じる人に向けて、臨床心理の現場で発展してきた内的家族システム(IFS・インターナル・ファミリー・システム)を、 第一人者が説く一冊

 

個人的にここ2,3年、内省や自己探索を続ける中で経験して実感したことが、この本で言語化されていました

「自分を愛すると」とはどういうことか、その具体的で実践的な方法の一つである内的家族システムについて知りたい方におすすめ

 

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スピリチュアルであればあるほど、「エゴを捨てよう」「エゴを超越しよう」とやっきになり、仮想のスピリチュアルな戦いへ突入する(P31)

 

内的家族システム(IFS・インターナル・ファミリー・システム)の観点では、マインドフルネスに伴う心の静寂は、普段の生活の中で、私たちを突き動かしているパーツ(エゴ)がリラックスすることで起こります。そうすると、今まで封印してきたパーツ(エグザイル:追放されたパーツ)が、封印された過去の感情や信念、記憶(IFSではこれらを「重荷」と呼びます)を抱えて、浮かび上がってくるのです(P33)

 

仏教の言葉で言えば、慈悲と愛を通して、内なるそれぞれの存在(パーツ)が悟りを開くのを助けるという意味で、IFSは人々が内なる菩薩のような存在になるのを助ける(P39)

 

もっとも破壊的なパーツでさえも、その人を守ろうという意図を持っている(P39)

 

多くの場合、極端な役割が必要だった過去のトラウマの中でパーツたちは立ち往生したままでいることが多い(P39)

 

パーツが重荷を下ろした後、彼らは貴重な資質(歓喜、喜び、繊細さ、共感、驚き、セクシャリティなど)や能力(集中力、明確な識別力、問題解決力、他人や世界のために尽くす情熱など)としてその本領を発揮します(P76)

 

IFSの4つの目標:担っている役割からパーツを解放し、本来の自然な状態に戻すこと、セルフへの信頼を回復すること、内なるシステムと調和させること、そしてセルフ主導になること(P153)

 

「思いやり」とは、誰かが本当に苦しんでいるときに、その人の痛みを感じながらも、その痛みに圧倒されないで、セルフでありながらその人の気持ちに寄り添うことができる能力のことを指します。それができるのは、自分の中で自分自身に対してそれができている場合だけ(P170)

 

セルフを体感すると、自然に人類全体との「つながり」を感じ、さらに地球や宇宙、より大きなセルフなど、より大きく包括的な何かとの「つながり」を感じます。言い換えればセルフとしてあるとき、孤立や孤独を感じることはあまりなくなる(P170)

 

ある種の瞑想では、非二元論的な状態に入ることもできます。境界のない一体感を体験することで、自分が分離しているという感覚を失い、大海原のようなものと一体化する(P175)

 

あなたがセルフとして存在し、パーツを恐れなければ、あなたの中に(あなたを脅かすような)力を持つものは何もありません(P264)

 

あなたがパーツに耳を傾けることを拒否すると、あなたのパーツは内なるテロリストに変わる可能性がある(P288)

 

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