女性の美を支える数々の化粧品。
私は化粧品メーカーで営業や新商品開発に携わりましたので、いろいろな方から化粧品に関する質問を頂きます。
よくお受けするのが「高い化粧品を使ったほうが効果は高いのですか?」という質問。
これ、一概には言い切れないんです。
1品ン万円もする高級化粧品をお使いになっていても、使い方が正しくなかったり、食生活などの生活習慣が乱れていると美肌効果は期待薄。
比較的お値打ちな価格帯でも、適量で正しく使えば、その商品の設定上期待する効果が得られます。
なお、価格には、原材料費や流通経費などのほかに、効能効果の研究や快適な使い心地の研究に費やされた費用も上乗せされてるので、当然ながら、効果や使用感に優れた商品は価格が上がります。
個人的には、化粧水なら1本(120mlから160mlくらい)で3,000円以上のものなら、使い心地が良く、正しく使用することで肌は期待に応えてくれると感じています。
なお、化粧品の効能効果の表現は、薬事法で厳密に決められており、ざっくりと述べると化粧水ならば「肌にうるおいをあたえる」という効果以外は、宣伝広告や説明書などに記載することはできません。
ですから、法令遵守の意識のある良心的なメーカーほど、ネットなどで調べても、大した効果は記載されていません。薬事法を遵守しているからです。
ですが、「な~んだ、たいして効果ないんだ」と結論付けるのはちょっと早い。
是非、店頭などで、販売員の方に直接どんな効果が期待できるのか訊いてみてください。
「□□効果について最近学会発表された○○成分が配合されています」といった詳しい説明がきけると思います。
是非、多角的に情報を手に入れてみてくださいね。
あなたにとって最適な化粧品が見つかりますように!