「私はあなたの説には反対である。しかしあなたがそれを発言する権利は命をかけて擁護する」

 

 

フランスの文学者ヴォルテールが言ったとされるこの言葉は、民主主義の原則を示すものとして有名です。

しかし民主主義とされるこの日本で、この原則をないがしろにする動きがすでに起きていることをどれだけの人がご存じでしょうか。

主にコロナワクチンとウクライナ戦争に関わる話題に対して言論統制は始まっています。

 

 

山中泉という方のyoutubeチャンネルがBANされたそうです。

過去動画は現在でも視聴できるので、最新の投稿が視聴禁止になったのかな?

↑の動画内で話されている中では、その投稿はパンデミック条約についての内容だったようです。

 

 

この方のチャンネルでは主にロシアやウクライナ戦争についての既存メディアでは取り上げない情報を上げてくれています。

↑はプーチン大統領の西側ジャーナリストのタッカー・カールソンによるインタビューを全編翻訳解説している動画。

ウクライナ戦争は既存メディアからは一方的な情報しか流れてこなくて、ロシア側からの視点はほぼ無視されている状況です。

しかし、戦争当事国のトップであるプーチンがどのように考えているのかを知るのはとても重要なはずですよね。

それに対して賛成するかしないかは、話を聞いた後で決めればいいだけのはず。

 

 

ところが単に話を聞くことすら親露的で敵を利する行為だなどと言われ非難される状況があります。

「誤情報の拡散防止」という線が各種SNSがBANする理由になっているようですが、そもそも何をもって誤情報とするのでしょうか。

見解の分かれる議論については両論併記が普通で、優劣は論争で決めればいいだけのこと。

それが健全な言論空間のあり方ですよね。

論理は論争によって磨かれ強くなるので、冒頭に書いたヴォルテールの言葉は相手の発言権を守るのは自分の発言権を守るためであると同時に、そうした意味もあるかも知れません。

それなのに一方的に「誤情報」と定義し排除するのはとても危険で乱暴なことです。

 

 

このことから見えてくるのは、日本はすでにオーウェルの「1984」のような社会に近づいているということです。

日本はもう中国のことをもうとやかく言える立場ではないかもしれません。

今はワクチンとウクライナ戦争についてですが、これを容認していると今後もっと広範に自由に物が言えない社会に気が付いたらなっていた、なんて状況になる可能性があります。

 

 

↓は以前にも紹介しましたが、「1984」から着想を得た、平沢進の「Big brother」です。

 

 

夜景 遍く 憎悪の声は 歓喜する

ヤイヤイと踏み鳴らし 逸脱の民を打てと

聞けよ 窓辺で「良き事の為」と連呼する

見えないブラザーが 保護者の様にキミを見る

踏み鳴らせ 汝 善良のマシン

連呼せよ さあ思慮は今 罪と知るべし

 

 

 

ブログはYoutubeほどの閲覧数を稼げる媒体ではないので今のところ言論統制はありませんが、コロナやウクライナと言った言葉が入ると、左上に↓のようなキャプションが入ります。

 

 

 

この記事にも入ると思うのでよかったら確認してみてください。

そしてリンクからは、アメブロ側からの「公的機関の情報を参照」や「不正確な情報の発信に注意」等の注意書きに飛ぶんですね。

まるで公的機関が発信する情報が正しいと言っているかのような誘導です。

 

 

現状はこの程度で済んでいますが、いつかこのアメブロすら好きなことを書けなくなる日が来るかもしれません。