見るものをイラつかせるこの二人の、この笑顔。

見ているとなにか気分が悪くなってきて、体調が悪くなりそうな気すらするのは僕だけではないだろう。

笑顔ってだいたいは嫌な気がしないもので、見ている側も心がほころぶものなんだが、この二人のこの絵面に限っては、不吉な予感しかしないんだが。。。

 

 

二人の胸元にある国旗のバッチをよく見てほしい。

バイデンはアメリカの星条旗だけだが、岸田の胸にはアメリカと日本の国旗。

これを見ればどういうことか分かるだろう。

「私はあなたの下にいて指示に従います」ということだろうね。

かつてこれほどに露骨にこびへつらう首相がいただろうか。

 

 

強いものには満面の笑顔で媚びて自分の立場を確保し、国民には非常に冷たい顔しか見せないこの男。

一体アメリカに何を約束してくるのだろう。

 

 

以前の記事で書いた「NTT法廃止を視野に入れた改正のための法案」は訪米の直前4/4に成立したが、その前の3/21に岸田は、ブラックロックというアメリカの投資会社のCEOと首相官邸で会っているんだよね。

ブラックロックは資産運用高10兆ドル(現在のレートで1500兆円!)の巨大な会社で、NTTの外資規制を廃止してこのブラックロックに売るんじゃないかという疑惑がある。

 

 

インベストインキシダなんて言ったけど、ひょっとしたらまさにその言葉の通り、キシダに投資しろ!という意味なのかもしれないね。

どれほど国内で不人気でも、私の立場を支持し強化するならば、私はあなたのために働きますよ、アメリカさん!ということのように思えてくる。

 

 

在日米軍と自衛隊の指揮統制の統合強化って話も出ているね。

僕はさんざんこのブログで言ってきたから僕の意見は明らかだろうけど、中国脅威論を長年政府やマスコミが国民に吹聴し続けた結果(世論の誘導などたやすいものだ)、こういう戦争準備のように見える動きも、大半の日本人は疑うどころか、もろ手を挙げて賛成するかもしれないよね。

ただ、それは本当に日本のためなんだろうか。

バイデンにはアメリカ国旗だけをつけることを許し、自分はアメリカと日本の国旗をつけ、自分はアメリカの指示に従いますというアピールに必死な男のやることが。

 

 

アメリカの年間の国防予算は年間およそ120兆円で、日本の国家予算にも匹敵する規模だが、軍需産業を回し兵器を生産し消費するためには、戦争をしなければならない。

軍需産業を食わせていかなければならないという動機があるからアメリカはずっと戦争をし続けなければならないが、ただ長年戦争をやり続けた結果国内や人の心は荒廃してしまった。

世論は厭戦的でもう自国で戦争をするのは厳しいので、他国、傀儡政権を樹立した従属国に戦争をやらせることにした。

 

 

 

「この資金の大部分は米国経済に還元され、米国全土の約40の州で高賃金の雇用を含む武器を製造するために使われることを忘れてはならない」と彼女は述べ、米国におけるウクライナへの支持は「依然として強い」と付け加えた。(抜粋)

 

 

これがアメリカ外務省のナンバー3の高官の発言である。

「ウクライナの武器支援は国内の軍需産業を潤す」と言っている。

あからさまであけすけで、明らかでしょ。

人の命、特に選挙に影響しない他国の人の命なんてなんとも思っちゃいないんだよ。

金を稼げれば、儲かればいい。それだけだ。

 

 

日本もアメリカの軍需産業のいいお客さん(というかカモ)になっている。

日本の防衛費増額に対して、アメリカはいつも「歓迎する」という声明を出しているが、二線級の時代遅れの武器を、アメリカの言い値(法外な)で買ってくれて、しかも納期が10年20年後でも文句を言わない。

これで次は台湾海峡で戦争がはじまり、日本もそれに参加すれば、もっと武器が売れる!

そう考えるのはごく自然のことだろう。

 

 

日本人は、こういうアメリカの下にいて、「台湾有事は日本有事」などと言って、中国に対する敵対姿勢を強めていることにもっと警戒すべきなんだが、日本人の反中、嫌中感情は歴史的な経緯もあるし、長年煽られ続けたこともあり、もはや国民的合意事項、これに異を唱えるものは非国民扱いを受けかねない。

僕としては非常に怖いし、もどかしいが、洗脳されているものは、洗脳されているということに気づかない。

 

 

最近唐突に岸田の口から出てきた憲法改正。

自主憲法制定は日本の保守派の念願で、僕もそれ自体を否定はしないんだけど、ちょっと待ってほしい。

誰がどの口で言っているかをよく考える必要がある。

今の憲法は昔のアメリカの都合で出来たが(二度と歯向かえないように戦力の不所持を明記した)、アメリカの犬である岸田が改正すると言うことは、結局今のアメリカにとって都合の良い憲法にしかならないってことじゃないか。

 

 

 

元自民党衆議院議員の安藤裕さんの演説。

本来憲法改正に賛成なはずの保守派が今は反対に回っている理由をよく聞いてみてほしいと思う。