Teachers College (Columbia) 留学記 -49ページ目

Teachers College (Columbia) 留学記

2013年秋から、ニューヨークにあるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで生涯学習(Adult Learning and Leadership, Master of Education Program)を学んでいます。
日々の学びの振り返り(Reflection)として書いている日記です。

タイムズスクエア付近に、BOOK OFF があります。そこで本を買ってきました。
ほんとは、統計に関する安い本を買おうと思ったのですが、なかったのでこちらを1ドルで購入。
IMG_0581.jpg

リテンションストラテジー (スティーヴ・Y・西浦著)という本。社員のリテンション施策に関する本。2000年に出版されているので、少し古いです。

表紙に書いてある通り、「有望な人材を活かす、残す」というテーマで書かれていました。
なので、優秀な人材を活かすための施策はたくさん書いてありましたが、優秀でない人材は、早めに排除すべきというスタンス。排除すべきかーここに少し違和感がありました。

優秀な人材があまり集まらない業界とか、人材が全然集まらない業界とかは、どうするんでしょうね。

僕も、日本的企業の考え方だと思うので、ダメな社員は早めに排除すべきという文言はあまり好きではないです。もちろん、言っている意味はわかります。


んーHRMの授業で、もう少し勉強しようと思います。


話は変わりますが、ちょっと出かける際には、バスでMETを寄ったりします。NYは、2時間以内はバスor地下鉄無料なんです。写真は、夏のもの。


そして、コロンビア大学の学生は、METは無料です。
IMG_0579.jpg

春学期の受講内容は以下の4つのコース+MOOCを1クラスになりました。ついていけるかな…。

Facilitating Adult Learning
成人教育法、変容学習、ファシリテーションなどを通じて、成人の学びを促進するための理論や戦略を学びます。志望理由書で「是非受講したい」と書いた科目の一つを今セメスターでとうとう取ることに!

Research on Organizational Learning
このコースが今セメスターの中心になると考えています。「組織学習」と「リサーチメソッド」両方を一緒に学ぶコース。最も勉強させられて、最も成績が取りにくいと言われているコースの一つなのですが、早めにリサーチメソッドを習得してしまいたいと思って、今学期に挑戦。早まった感あり。
「エクセルを使った統計」「質的研究・量的研究」「組織学習」に関して、僕のような初学者に最適なサイトや情報などありませんか?

Organizational Psychology
企業の人事の方が学ぶコースです。働きがいや、モチベーション、組織文化やグループダイナミクスなどを通じて、組織を効果的に運営する手法を学びます。中間テストが2月下旬にあるという…。

Human Resource Management
同じく企業の人事の方が学ぶコースです。HRD(人材育成)と迷ったのですが、評価制度や報酬など、僕が苦手な方を学んだほうが良いと思い、HRMの受講を決定。テスト3回もあります…。
特に教育・学習支援業における社員の働きがい向上、リテンション向上には、現場の努力と制度設計の両方が必要だと考え、③組織心理学の学びとかけ合わせて、効果的な制度を提案できるようになりたいです。

⑤【MOOCでの受講】Storytelling for Change
TCの授業ではありませんが、Acumen というNPOが提供するMOOCを受講します。ストーリーテリングはコミュニティオーガナイジングにおける5つのリーダーシップの要素の一つ。「誰もがリーダーになれる」という考えに共感。
なんとか最後まで続けたい!


なかなか盛りだくさんになってしまった春学期ですが、全力を尽くします!!!

IMG_0578.jpg
コロンビア大学には、結構たくさん日本人の方々が在籍しています。Teachers College だけでも、同学年に10人ちょっと、SIPA は1学年20名くらい、そしてBusiness School は1学年10名いないくらいだそうです。

そして、ニューヨークには、コロンビア大学だけでなく、ニューヨーク大学 という有名な大学もあります。NYUにも多くの日本人の方々が在籍しています。



一人ひとりを見ると違いはあるのですが、ニューヨークの大学院生たちの全体的な特徴を見ると、以下の4つ。

正統派エリートが多い
私立中高一貫校 → 東大・早慶・ICU → 大企業or国家公務員 → ニューヨークの大学院へ という方が多いです。アメリカの大学院なので、当然帰国子女や留学経験者も多いです。必然的に、お金持ちの家庭出身であろう方々が多くなります。
毛並みが良いというか。今まであまり出会ったことがない方々なので、新鮮です。

よく、アメリカの大学院は「ダイバーシティを重視して、いろんな人を合格させる」と言われますが、正統派エリートが圧倒的に多いです。

賢い
今まで出会ったことがないくらい、賢い人がいます。論理的に物事を考えることができるのと、幅広い知識を持っているのがほんとに驚く。
毎回、話をすると鋭いポイントから質問が飛んでくるので、勉強になります。

ガチ体育会系がいない
いません。今のところ、出会ってません。

「アメリカの大学は、勉強もスポーツできる人が来る場所である」みたいな感じで良く言われるんだけど、体育会系大学院生は、ほぼ皆無です。ネイティブの学生たちも同じく。

ニューヨークの大学院にした理由の一つに、「国連があるから」という人が非常に多い。
実際に、学期中に国連でインターンをする方もたくさんいますし、国連に関する勉強会などは頻繁に行われています。



以上の4つ。

大前研一さんは言います。
-------------------
人間が変わる方法は3つしかない。1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
-------------------

ニューヨークという新しい土地に住んで、いろんな人たちとの出会いを通じて、新しくいろいろと学んでいます。
日々成長を感じつつ、過ごしていきたいと思います。




そろそろ、Spring semesterが始まります。この道、Teachers College wayって言うんです。
IMG_0235.jpg
高校サッカー 後味悪い監督同士の大舌戦 東スポWeb 1月15日(水)11時12分配信

そもそも東スポの記事なので、発言内容の真偽は置いといて。
全国大会に出場するために、他県の高校に進学することの是非はよく議論になるテーマです。

ちなみに、僕は概ね賛成派。僕は地元の公立でしたけどね。
賛成派のよくある理由として、「才能溢れる選手たちが望む場合は、他県であろうと優秀な指導者の下で学ぶべき」というのがあります。

高校生が選手として成長する場合、指導者選びが最も大切なポイントの一つです。ここを外すと、伸びるものも伸びません。
地元の公立高校では、指導者の質の確保ができません。そこが非常にリスクが高い。

また、じゃあ「同一県内の強豪校にいけば良いじゃないか。わざわざ他県の高校に行く必要があるのか?」という点に関してもよく議論されます。「全国大会は、各都道府県の代表なのに」というもの。

ですが、例えば大阪府の代表としてレギュラーとして甲子園に出場できる可能性と、田舎の地域、例えば北陸の高校で甲子園に出場するのでは、難易度が全く異なります。
「良い指導者のもとで、甲子園に出場したい」というのであれば、地方の野球強豪校に進んだ方がはるかに実現の可能性が高まります。
そして、野球選手にとって甲子園に出ることのメリットは計り知れない。




僕は2年生の夏に公立高校(全員地元の中学出身)から甲子園に出場したわけですが、その時の地域の応援の熱の入れようは半端ないものがありました。寄付金、補助金なども普段の倍以上の額が集まったそうな。
地元出身の選手が多い学校が全国大会に出場したほうが、当然地域は盛り上がります。

けども、自分が親の立場になって、子供に「甲子園にどうしても行きたい。良い野球選手になりたい」と言われたら、他県も含め私立高校への進学を考えると思います。もちろん、地域の公立に素晴らしい指導者がいれば別ですが。


少し「中学受験をさせるか否か」の議論と似ているなあと思っています。
なので、僕は中学受験は賛成派なんです。子供に良い環境を与えてやりたいという親御さんの気持ちもわかります。



今日は、奨学金の申請をいくつか行っていました。1月15日締め切りが結構多かったので、今日やってしまいました。

一応、Teachers Collegeの奨学金は、HPにすべて載っています。(リンクはこちら)

いくつかペーパーも書く必要があったので書いてました。内容はどうであれ、がんばったと思う。


とりあえず、今学期は働くことはしませんが、夏休み以降からは大学内で働ける仕事を探そうと思います。今日はそれも調べてました。
なんとかうまく勉強と両立だ!
今学期MOOCを一クラス申し込みました。

Storytelling for Changeというコース。
AcumenというNPOが提供するコースです。

申し込んだのはいろんな理由があるのですが、
①一回、MOOCをやってみたかった
②知り合いの方からご紹介があった
コミュニティーオーガナイジングの勉強をしていると、Storytellingの重要性が強く言われており、学ぶ必要性を感じた
④英語のプレゼンがうまくなりたい。

などなど。

特に、コミュニティーオーガナイジングにおける、「ボトムアップ型のリーダーシップ」には共感する部分がかなりあります。リーダーシップは、トップ層の一部だけが持っているものではなく、みんなが発揮できるもの。
今後も、コミュニティオーガナイジングは勉強を進めていきたいです。


ただ、学期が本格的に始まって、最後まで続けることができるかどうかは完全に不明です…。
がんばりますー。


普段はノーパッションな僕なのですが、強い思いを持っているものがいくつか存在します。
今勉強している生涯学習はもちろん、学力下位層、貧困層の教育にも興味あります。

あと、リテンションストラテジー(Retention Strategy)にも興味をもっています。

リテンションストラテジーとは、いかに社員の退職を防ぎ、会社に定着してもらうかに関する手法です。アメリカは雇用の流動化が激しいので、リテンションストラテジーが日本よりも積極的に行われています。
積極的に行われていると言っても、Watson Wyattの調査によると、50%以上の企業が正式にリテンションストラテジーを採用してないとのことです。ソースはこちら 。アメリカでもあんまり積極的ではないかも…。


実は、教育業界、学習支援業が入社3年以内に最も多くの社員が辞める業界なのです。2位は外食。日本の話ですよ。(こちら がソース)

この結果を聞いた時に、「やっぱりそうなんだー」って思いました。
けども、自分なりにどうすれば社員が楽しく働いて、長く続けてくれるのだろうかと試行錯誤してきました。

当時は、リテンションストラテジーという言葉が存在するというのも知らず、アメリカに来てから知りました。日本ではあまり聞かないですよね。

いろんな記事が言うには、社員のリテンションには、
・上司のマネジメント力が超大事 → 会社が嫌になるというより、上司が嫌になって辞めるそうです
・同僚の良い仕事を認め合う環境 → 承認が溢れる会社にしましょう。
・信頼の企業文化
・商品力の強さ → 他社と変わらない商品では、自社の商品にプライドを持ちにくい。
・報酬制度
・採用
・働き方 → フレキシブルな働き方が求められます。

いろんなものが作用して、リテンションストラテジーとして効果が出るようです。

当時は、自分のマネジメント能力の向上と、認め合う風土を作り出すことに力を注いでいたような気がします。
その他の商品力や、報酬制度は自分では決められないところなので、無力でした。


リテンションストラテジーをもう少ししっかり学んで、企業の分析&提案ができるようになりたいです。


今日は、加速学習。いまだに、このacceleratedってスペルが覚えられません…。笑


加速学習についてお話させていただきます。
加速学習とは、学びをいかに効率的に、かつ自然に行うのかという方法をまとめた理論です。ブルガリアの心理学者ギオギ・ロザノフ博士が開発しました。

bullet_train.jpg
出典:http://www.nas.org/articles/accelerated_learning_bullet_train_to_success_or_oxymoron

加速学習における考え方をいくつか紹介していきます。

学習に対する思い込み(Beliefs about learning)
加速学習の原理の一つに、 Beliefs about Learningというものがあります。
簡単に言ってしまうと、多くの人は学ぶことを難しいものと信じすぎているということ。それが、学習を加速化させるときに障害となっている。

多くの人は、自分の能力値を低く見積もっていることが多いです。
もっとできるのに、しんどいと思い込んでやらない。 「メリハリが大事だ」とか言ってすぐ休憩してしまう。
もっとできるのに、自分には難しいと思ってやらない。 すぐあきらめてしまう。
そこで、「じゃあ、それってホントなの?」って少し疑ってみることが大事とのこと。 「いや、実はもう少しいけるんじゃないかな?」って思ってみること。そして、やってみること。
そうすることで、自分の中で勝手に作り上げていたブレーキが外れて、学びが加速します。

自分の場合は、「暗記なんて簡単。覚えることができるに決まってる」という全く根拠のない自信ですが、持つようにしていました。笑


多感覚のインプット(Multisensory Input)
「VAK Model」という言葉をご存知でしょうか?
これは、人が新しい情報を得るときに好むやり方があり、それがVisual(視覚), Auditory(聴覚), Kinesthetic(運動感覚)の3つに分かれるそうです。

例えば、Visual(視覚)優先の人は、情報を目で見て処理することを得意とします。
Auditory(聴覚)優先の人は、情報を聞いて処理することを得意とします。
Kinesthetic(運動感覚)優先の人は、何でも実際やってみて処理することを得意とします。

加速学習においては、情報のインプットをする際に、これら全部使ってしまおうというものです。学ぶ時にVisual(視覚), Auditory(聴覚), Kinesthetic(運動感覚)全てを動員する。目で見ながら、聞こえるように声にだして、そして体も使って全身で学習するというものです。

自分も、単語学習を行う際には、VAKすべて使って覚えることを心がけていました。中には、どうしても相性が悪い単語というのも存在して、その時は書くだけじゃなくて、声に出して、あとは、動きながら、例えば歯を磨きながらとかお風呂に入りながらその単語を唱えていました。


③ 学習サイクル(Learning cycle)
勉強は、1日10分を毎日続けることと言われますが、加速学習の観点から言うと、「短期決戦で、復習の回数を増やして学ぶ」方が、長期で少しずつ学ぶことよりも記憶の保持に役立つそうです。
多くの資格試験も短期決戦。期日を決めて、一気に勝負をかけましょう。


学習への準備態勢(Learning readiness state)
学ぶときの精神状態は、学習の効果に大きく影響すると言われています。精神的にも、肉体的にも落ち着いてリラックスした状態で学ぶと、人は最も楽に学びを進めることができると言われています。嫌々学んでも、効果は限定的です。

自分の場合は、仕事が終わってから勉強を行っていました。仕事をしていると、疲れていたり、やる気が起きなかったり、嫌な気持ちを引きずったりするのですが、勉強する際には、少しの時間だけ外に散歩に出かけて、切り替えてから勉強するようにしていました。仕事と勉強を両立する社会人には大事な考えだと思います。


今回は、加速学習の簡単な紹介を行いました。その他、様々な加速学習の理論が存在します。ご興味がある方は調べてみてください。
参考:ASTD Learning System
最近、調べていたのが学習理論について。ですが、僕の興味があるのは、学習理論よりも、その理解した学習理論をいかに結果が出るまで続けるのか?という点です。続ける力に関して、あまり注目されないのはなんでなのだろうと不思議です。

以下は、「続ける力」に関してさくっと書いた文章です。↓


多くの人は、物事を続けるには「人並み外れた忍耐力」や「根性」が必要と考えますが、実は大事なことは続けるための適切な「知識」と「スキル」を持っていることです。「いかに無理なく、楽に続けるか」がポイントです。

【続ける秘訣】
続ける秘訣として、最も大切なこと。それは、まず「何のために学習をするのか?」という目的意識の明確化をすることです。ここが弱いと、続けるための適切な知識とスキルを持っていても、続きません。
そのためにやることは2つ。
①行動する意図とそのメリット、それによって将来的に得ることができる最高の結果を考える。
②行動しないデメリット、それによって将来起こりうる最悪の結果を考える。
の2つ。要するに、自分は何のために学習するのか?という理由を徹底的に考えること。

もしくは、脳科学者の茂木健一郎さんが言うように、「脳の一回性」を利用してみてはどうでしょうか?脳の一回性とは、その後の人生を変えてしまうような出来事を経験すること。
例えば、実際に大学院に行ってみる、卒業生に会って話をしてみる、などの印象的な経験が、学習する理由を明確化してくれます。

そして、仕組化のポイントに関しては、松島直也さんの「やめた! 」がなくなる続けるスイッチの作り方 (アスカビジネス) にうまくまとめられています。
・行動する時間帯を決める
・他の行動と結びつける
・「~ながら」行動する
・ごほうびを与える
・目標を書いて貼る
・仲間を見つける
・人に言う

効果的な学習法のもとに、圧倒的な量を継続する。そうすることで、結果がついてきます!



今日は、昼の間勉強していて、夜はKorea Town に行ってきました。よく行っている気がする、Korea Town。
そんな遠いわけでもないしね。


留学生同士だと、英語はまだしゃべれます。
なんかネイティブになると、ダメダメになります。んー修行がたりんね。


あと、相変わらず外が寒すぎる。
ニューヨークの寒さを、なめてました。完全に。

早くあったかくなってほしい。



イチロー、ヤンキースに残留かなぁ。うーん。
IMG_0056.jpg