Teachers College (Columbia) 留学記 -32ページ目

Teachers College (Columbia) 留学記

2013年秋から、ニューヨークにあるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで生涯学習(Adult Learning and Leadership, Master of Education Program)を学んでいます。
日々の学びの振り返り(Reflection)として書いている日記です。

今日は本を借りに図書館へ。借りたかった本(Discussion As a Way of Teaching)が見つからず、受付の方に聞いたら、3階にあるよと。

この本棚にあるはずやのに、ないやないか。誰かが既に借りてしまったのかな。
この本棚は、Facultyの出版している本の棚です。Discussion As a Way of Teachingを探してたら、ほかにもたくさん面白そうな本が。
IMG_0966[1]

Update on Adult Learning Theory。思わず手に取って1時間ほど読んでしまった。この本を見つけて心が躍るという若干おたくな自分がいます。笑
IMG_0965[1]

Adult Learning の歴史が載っていました。最新の理論を読む前に歴史に心が惹かれてしまった。

1920年 founding of adult education as a professional field
- TCのAdult Learning and Leadership が全米で一番最初にできたコースです。
1928 Adult Learningという著作が出版される (Thorndike )
- ここにTCの教授Thorndikeが。
1968 Andragogy (Malcolm Knowles)
- Andragogy登場。子供と大人の学びは違いますよと提案。
特徴は、adult learner
1. has an independent self-concept and who can direct his or her own learning
2. has accumulated a reservoir of life experineces taht is a rich source for learning
3. has learning needs closely related to changin social roles,
4. is problem-centered and interested in immediate application of knowledge
5. is motivated to learn by internal rather than external factors.
1970s Transformative Learning Theory (Jack Mezirow)
- Jack Mezirow登場。

1970年からは、Andragogyをもう少し突っ込んで学ぶ方が増えました。
多い批判として、
①そもそもandragogyはtheoryと呼べるものなのか?Adult Learnerかくあるべしを述べただけでは?というもの。
②Andragogyの特徴はAdult Learnerのみの特徴なのか? 子供にもAndragogyに近い学びをする人もいるし、大人であっても特定の分野においてはPedagogyに近い学びをする人もいるのではないか?というもの。


Adult Learningの分野がスタートしてから約90年。いまだAdult Learning全体を説明する理論は存在せず。


寄り道続きのAdult Learning復習の旅。
かなり時間がかかりそうですが、気長に進めていきます。




復習その③

Class Name: Facilitating Adult Learning
Overview:
In-depth consideration of issues, strategies, and methods for facilitating adult learning. Theory is considered in relationship to practice. Methods are identified that are suited to adult learning in different settings, and to the role played by groups in individual to team learning.

実は、満足度トップ3に入る授業の一つ。この授業よかった。
学ぶ内容は、具体的には自分のファシリテーションスタイルを知ることや、Self-Directed Learning, フェミニズム、異文化コミュニケーション、Diversity & Inclusion、Critical Reflectionなど。

使用教材は、この2つとMaking Space: merging theory and practice in adult educationというテキストが中心。
この2冊で、Adult Learning Methodがまとめられており、ほかのコースを受講してても、このテキストを読み返すことになります。
IMG_0963[1]

Group Projectは、Communities of Practiceに関して。
まず、Wengerの著作を読もうとのことで、読んでみました。けど、これ難しいんだよね。かなり。
右側の本の方が、Communities of Practiceの最新の研究結果なども踏まえて合ってわかりやすかった。けど、Wengerの本は、Communities of Practiceを学ぶ上で有名なので、読んでおいてよかったと思う。
IMG_0964[1]

面白かった論文
Practical FacilitationのCross-cultural and diversity issues
- グローバルな場でファシリテーションをするためには、異文化コミュニケーションの知識が不可欠。Conflict Resolutionの授業内容と非常に似てました。

印象的なこと
①Critical Reflectionはセラピーの場においても使われることが多いとのこと。
そもそも教育は、心理学から派生したものなので、セラピーと教育のつながりは非常に強いです。僕のバックグラウンドは学習支援業だったのですが、不登校の生徒や、学校でいじめに会っている生徒も通塾していました。彼らへの学習支援は、セラピーの観点も入ってくるので、個人的には興味深く読ませてもらいました。この授業を通じて、人の持つbeliefに関して、よりセンシティブになった気がします。この方の論文でした(Dr. Roger Gould )

②Group ProjectでCommunities of Practiceの発表。
今回も、自分の与えられた仕事はきっちりやるし、かつ周りのメンバーにも気を配ることができるいいやつらでした。

③Learning Contract
課題を自分で設定し、自分で進めていくというもの。学習者の自主性を引き出す方法として用いられているそう。
この授業も、Final PaperはLeanring Contractという形で、自分ですべて進めていくことになりました。
すべて任されるので、何から手をつけてよいのかがわからなくて戸惑うこともありましたが、最終的には満足いくものができてよかった。

④Making Space
生涯学習の発展を個人的テーマとして留学したのですが、もし日本の生涯学習を発展させればさせるほど、Marginalizeされる層(=生涯学習にアクセスできない層)も必ず出てくるということ。
アクセスできる層と、そうでない層にどんどん差が生まれてしまうということ。

自分が社会にとって良いと思って、やっていきたいとしていることが、実は思いもよらぬ負の結果を出す可能性があることをこの本を通じて学びました。

以前は、こんな内容を書きました。(Facilitating Adult Learning明日で終わり , Facilitating Adult Learning )

最後に、土曜日の朝8時半から授業開始というのも、印象的でした。朝早すぎ。






大学院での学びに役に立つかもしれないと思って持ってきた本。初めてちゃんと読んでみました。

経営学習論 中原淳 著 (2012年)
IMG_0962[1]
いや、この本素晴らしい。まじで。持ってきておいて良かった。
というか、僕が学んでいる内容そのままではないか。実際に、僕のアカデミックアドバイザーの論文も引用されています。

昨日、Informal and Incidental Learningについての論文を読んだと書きましたが、その論文はManagement Learning というジャーナルに載っているものなのです。
日本語訳すると「経営学習」。本のタイトルそのまま。

全8章ある中の、第4章に経験学習が触れられていました。
やはり、DeweyとKolbが紹介されていました。この前書いたKolbのLearning Style Inventoryの記事はこちら

Experiential Learningにはやはり、内省の機会が不可欠。行動→内省→行動→内省。
厳密には、Concrete Experience, Reflective Observation, Abstract Conceptualization, Active Experimentationの4段階。
-----------------------
学習は「経験」だけに起因するものではない。経験という「活動レベル」を超越し、その活動を対象としたメタレベルの「内省」をともなうことこそが、学習につながる。(中原、2012, p.94)
-----------------------
内省にも、批判的内省(Critical Reflection)と呼ばれるものがあって、TCではそちらの内省の方法を中心に学んでいます。出来事を振り返るだけじゃなくて、そもそもの人が持っているValueやAssumptionから振り返ってみましょうというようなもの。


また、印象的だったのが、リーダーシップを学習するための統合的なフレームワークについて。昨日、EQの復習をしていたため、リーダーシップ開発にアンテナがありました。
リーダーシップ開発の主要要素とは「経験」「戦略」「触媒」である言われています。(p. 105)
---------------------------
すなわち、リーダーシップ開発のためには「プロジェクトチームへの参画」「悲惨な部門、業務の事態改善・再構築」「新規事業・新市場開拓などのゼロからの立ち上げ」などの業務に主導的役割を発揮しなければならない「経験」が、企業組織の「戦略」に同期して計画的に付与され、かつ、その「経験」を行うことを支援する他者からのフィードバックやメンタリングの機会、評価フレームなどが必要である。 (中原、2012, p. 106)
---------------------------
とのこと。

その中でも、経験の果たす役割は非常に大きい。今、僕が学んでいるExperiential Learningをもっと学んでいこうと思える内容でした。
来学期は、経験学習に関するものを受講しよう。




昼に、Book OFFに行ってきたついでにTimes Squareの写真をぱちり。
お金がある人にとっては、このマンハッタンという場所は非常に刺激的な街なんだろう。いつかお金をかせげるようになってから、またマンハッタンに戻ってこよう。
それは果たしていつになるのだろうか…。
IMG_0960[1]






今日はペーパーを書きながら、秋のスケジュールを考え中。

この夏に10単位取ることになりました。
・How Adults Learn(3単位)
・Basic Practicum in Conflict Resolution(3単位)
・Organizational Internship(2単位)
・Helping Adults Learn(1単位)
・Discussion As a Way of Teaching(1単位)
Organizational Internshipは取る予定がなかったのですが、アメリカでインターンをするにはこの授業を取らないといけないことを知り、急きょ取ることに。VISAは、ほんとよくわからない…。明日、CPTの延長を申請しに行ってきます。


卒業に必要な単位数は60単位です。2013秋に9、2014春に12、2014夏に10取っているので、今は合計31単位。半分終わったね。卒業は2015年の冬学期終了時になるかと。

ちなみに、博士課程で必要なのは90単位。
まだ3分の1なのかーと思うと同時に、あと2年あったら終わるじゃんとも思う。


明日、ペーパーを提出したら正式にSummer termが終了です。1年生も終了。長かったー。



Basic Practicum in Conflict Resolutionのペーパーの結果が返ってきました。

Reflective Paper: A
Final Paper: B+

要するに、真ん中とってAマイナスくらいなんだろうね。前半戦もたぶん平均でAマイナスだったように思うから、ペーパーはAマイナスくらいの成績なんだろう。

40%がparticipationで、60%がペーパーなので、どんな感じの成績になるかは、わかりません。
participationは自信なしですけど…。


さて、すでに終わっている授業の話は置いといて、6日までにOrganizational Internshipのペーパーを提出しないといけません。
Journal: 85%終了
Final Paper: 80%終了

やばいなあ。終わるかな。
がんばります!!


アメリカの教育制度について調べています。Adult Learningの観点から言うと、人のAssumptionやValueは、その人が受けてきた教育の影響というのは非常に大きいです。
そのため、各国の教育制度を知ることは、その国の人たちのAssumptionやValueを知ることにもつながります。

また、前職が、学習支援ということもあり、日本や大阪の教育制度に関しては結構調べてました。大阪府の教育委員会の高校入試のHP は隅から隅まで読んだ記憶があります。
アメリカはどうなっているのかなという単純な興味もあり。

US department of Education によると、アメリカの教育制度は、
----------------------------------------
Education in the United States follows a pattern similar to that in many systems. Early childhood education is followed by primary school (called elementary school in the United States), middle school, secondary school (called high school in the United States), and then postsecondary (tertiary) education. Postsecondary education includes non-degree programs that lead to certificates and diplomas plus six degree levels: associate, bachelor, first professional, master, advanced intermediate, and research doctorate. The U.S. system does not offer a second or higher doctorate, but does offer postdoctorate research programs. Adult and continuing education, plus special education, cut across all educational levels.
----------------------------------------
小学校、中学校、高校とあることは基本的に日本とアメリカも変わらないのですが、州によって小学校が5年間の所もあれば、6年間のところもあります。
日本は、6・3・3の制度が決まっていますね。

また、アメリカでは最近、新しい取り組みとしてCommon Core Standard というk-12を対象とした日本の学習指導要領のようなものがスタートしています。

What is common core standard?という質問に対しては、以下の回答が。
----------------------------------------
State education chiefs and governors in 48 states came together to develop the Common Core, a set of clear college- and career-ready standards for kindergarten through 12th grade in English language arts/literacy and mathematics. Today, 43 states have voluntarily adopted and are working to implement the standards, which are designed to ensure that students graduating from high school are prepared to take credit bearing introductory courses in two- or four-year college programs or enter the workforce.
----------------------------------------

現状、数学と国語の2教科がCommmon Core Standardの対象となっています。K-12全員が対象。
そして、そもそもCommon Core Standardを採用してない州もあるそう。いろんな議論が生まれているようです。(Ex. Eight Problems with Common Core Standards )


また、State Testという州による統一テストも行われているそう。日本でいう全国学力調査のようなものかな。
Ex. New York State Testing Page
Ex. California, Standadized testing and reporting (STAR)

6年生の数学だけ見てみました。単元は一緒なんだろうけど、フォーマットなどが異なります。



すごく浅い知識なので、それぞれもう少し突っ込んでいく必要がありますね。(時間があればですが…)



組織学習のことを質問されたりすると、まだまだ答えに窮してしてまう瞬間があります。
なので、時々復習中。組織学習に関する質問はしっかり答えられるようになりたいと思うようになったことは、成長の一つかも。

IMG_0812[1]

これ、僕の勉強不足なのかもしれませんが、日本では組織学習という言葉を全然聞かず、学習する組織が良く聞かれます。
組織学習と学習する組織は異なります。

組織学習は、様々な定義があるのですが、
有名なArgyris and Schon(1978)で言うと"Organizational learning is a process of detecting and correcting errors"
Kim(1993)も有名だよね。"Ornigazational learning is defined as increasing an organization capacity to take effective action"
などあります。

実際、組織はどうやって学んでいるのかを分析しているのが組織学習です。

一方、学習する組織は、
Senge(1990)の定義では"Learning organization" in which "people continually expand their capacity to create the results taht they truly desire, where new and expansive patterns of thinking are nurtured, where collective aspiration is set free, and where people are continually learning how to learn together"とのこと。
学習する組織の特徴として①自己マスタリー ②メンタルモデル ③共有ビジョン ④チーム学習 ⑤システム思考 が挙げられます。これらすべてが存在しないと学習する組織にはならないというもの。

学習する組織に対する批判の一つとして、
①考え方はわかったけど、じゃあ実際にどうしたらよいの?
②レベル高すぎて無理なんじゃないの?よく"utopian"だという表現が使われます。


組織学習と、学習する組織の違いを理解すること。
まず、ここがスタート地点のような気がします。


有名なLiterature ReviewとしてMark Easterby-Smith(1997)のDisciplines of Organizational Learning (Mark Easterby-Smith, 1997)があります。
個人と組織の学びのリンクに関して有名なものがMITの教授であるKim(1993)のThe link between individual and organizational learning。 個人の学びと組織の学びは違っていて、その点の理解も大事。

これらは、授業で紹介されていました。上のテキストと、これら2つのペーパーを読むと組織学習の他の論文を読むことが楽になってきます。



組織学習の前に、ペーパー終わらせないとね。
今日は、結構進みましたよ。アメリカの学校教育とか調べてて、結構面白かった。



今日はあまりペーパー進まず…なんかテーマ設定を間違っている気がする。提出期限もうすぐなのに、テーマ設定の段階でつまずいているという。

TCに入学する前に提出したペーパーは、Online leanirngがテーマだったな。そういえば。
明日一回、何を書いたか読んでみよう。

切り替えて、明日がんばります!
Organizational Internshipのペーパーの準備中。

・Instructional Design
・Gamification
・Common Core Standard
・Educational Technology
のテーマの論文をいくつか読もうと思います。今日はプリントアウトしてたら、なんか燃え尽きてしまったので、明日からリーディングを始めようかと。

全然、話変わるんですけど、

【滋賀】“筋力日本一軍団”近江、県大会記録更新の6戦67点V

昨年11月、野球用具メーカーが筋力など23種目を測定。甲子園常連校を含む約120校中、チーム平均で背筋179・5キロ、スイングスピード108・9キロなど6種目で1位を記録した。

とのこと。
野球用具メーカーって、ZETTのことかな。これ かな。ZETT Condition Clinic。
僕は、高校生の時にこれをやってました。これの数値を上げるために、筋トレがんばってました。スイングスピードとか測れるとは知らなかった。

近江高校、腹筋・背筋を1日おきに500回か…。真似できないね。



ペーパー提出!!
よかったー間に合った。危なかった。提出期限4時間前になんとか完成しました。いや、完成したことにしました。

成績は、わかりません。なんとも。

次のペーパーの提出期限は、8月6日!あと1週間しかないではないか。
がんばりますー。


1か月間お世話になったこの本たちは、もう当分読むことはないでしょう。
IMG_0936.jpg