分度器とパワーポイント
大手半導体メーカーの決算説明会に参加しました。説明会では、パワーポイントで描かれた色刷りの資料が配布されました。その資料の中で、主力商品の「連結売上高に占める構成比の推移」と「連結営業利益に占める構成比の推移」が示されていました。簡単に言えば、売上高構成比4割の商品が6割の利益をはじき出していますので、まさにドル箱商品というわけです。
説明会から数日後の話です。この商品についてはグラフでおおよその傾向が把握できますが、正確な数字は分かりません。特に、証券専門紙の記者としては 「前期に比べて何パーセント増加したか」についての記述が生命線となります。
さっそく電話取材を試みました。記者「説明会に参加したものです。主力商品の売上高と営業利益の推移について教えていただきたいのですが」。担当者「それはちょっと・・・」。記者「分度器で測れば概要がつかめるのだから、教えても差し支えないのでは」。担当者「それでも・・・。でも円グラフはコンピューターで描いていますから、分度器で測っても正確ですよ」。記者の独白「だったら教えてくれたっていいじゃないか!」。
そこで、記者は粛々と円グラフを分度器で測定して、推定値を計算するのでした。「360度=100%だから、3・6度=1%。そこで推定値は・・・」
分度器はアナログ記者にこそ似つかわしい。
説明会から数日後の話です。この商品についてはグラフでおおよその傾向が把握できますが、正確な数字は分かりません。特に、証券専門紙の記者としては 「前期に比べて何パーセント増加したか」についての記述が生命線となります。
さっそく電話取材を試みました。記者「説明会に参加したものです。主力商品の売上高と営業利益の推移について教えていただきたいのですが」。担当者「それはちょっと・・・」。記者「分度器で測れば概要がつかめるのだから、教えても差し支えないのでは」。担当者「それでも・・・。でも円グラフはコンピューターで描いていますから、分度器で測っても正確ですよ」。記者の独白「だったら教えてくれたっていいじゃないか!」。
そこで、記者は粛々と円グラフを分度器で測定して、推定値を計算するのでした。「360度=100%だから、3・6度=1%。そこで推定値は・・・」
分度器はアナログ記者にこそ似つかわしい。