1800年前の広大な城野遺跡はほぼ全域が消滅しましたが、九州最大級の方形周溝墓は現地が保存され、現在、北九州市は「史跡広場」として整備する計画を進めています。狭くなりましたが、北九州市で最大の弥生時代の「遺跡公園」です!
そこで、多くの方々に城野遺跡はもちろん北九州市の豊かな弥生遺跡について知っていただくために、市内の多数の遺跡の発掘調査を担当されている佐藤浩司氏(日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会幹事)による連続講座「紫川流域を治めた人々のムラとくらし」を開催することにしました。
10月20日、小倉南図書館で開催した第1回「こんなすごい遺跡があった」には、会場いっぱいの70名もの方々にご参加いただきました!会場の席が足りず、急きょ椅子を追加するほどでした。ご参加ありがとうございました。
なお、今回の企画は小倉南図書館の主催、「城野遺跡公園を実現するん会」の協力で開催することができました。城野遺跡のすぐ近くにあり、歴史と文化を学ぶ場にふさわしい市立図書館という最適の会場で開催できとてもよかったです。
「考古学とは?」「弥生時代とは?」「弥生時代の区分は?」等の話しから、紫川流域で発見された一連の弥生遺跡について、発掘調査の時の感動も交えながら講演されました。参加者は遺構や遺物の写真を見ながら、北九州市の弥生遺跡のすごさに熱心に聞き入りました。
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~佐藤氏のレジュメより~
ここ北九州市が政令市政都市として、福岡市と肩を並べて発展してきた昭和40年代前後、遺跡の発掘を含む埋蔵文化財の調査体制は福岡市に大きく後れをとっていました。しかし、北九州市で行われた高速道路や都市モノレールなどの大型開発に伴って遺跡の発掘調査件数は急増し、重要な遺跡も多数見つかりました。
そのなかでも弥生時代の遺跡は最も多く調査され、福岡市とは異なる文化の独自性も明らかになってきたのです。
特に、小倉南区、八幡西区での発掘調査は、日本の考古学会でも注目すべき数々の歴史的事実を提供してきており、関門海峡をはさんで本州や四国と向き合う文化の十字路的役割も古代より果たしてきた地域であることがわかりました。
今回、企画した連続講座では、ここに住む人々の祖先がどんな暮らしをしながら村を発展させてきたのか、どんな思いを抱いて生きてきたのかなど、みつかった様々な遺構や遺物を通して、考えていきたいと思います。
何回続くか全く予測不能ですが、しばらくお付き合い下されば、あなたはふるさとがもっと好きになれること間違いありません。
幼い頃、水遊びをした紫川、泳いだ思い出もある川のそばで、生き続けた祖先の歴史をたどりながら、明日を生きるヒントを授かりましょう。
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今後も下記のテーマで開催予定です。北九州市の豊かな原始・古代の歴史と文化を探る古代ロマンあふれる連続講座です。
連続参加、時々参加、1回参加でも構いません。お気軽にご参加ください。
<連続講座「紫川流域を治めた人々のムラとくらし」予定>
■第1回 2019年10月20日(日)14時~ 会場:小倉南図書館
「こんなすごい遺跡があった」
■第2回 2019年12月8日(日)14時~ 会場:小倉南図書館
「囲われた弥生ムラと砂浜の記憶」
■第3回 2020年2月予定(会場未定)
「時代の真ん中、ものづくりの先端」
■第4回 2020年4月予定(会場未定)
「大地に根づく日々、助け合う重留・重住ムラ」
■第5回 2020年6月予定(会場未定)
「卑弥呼は知っていたか? 城野ブランド」
■第6回 2020年8月予定(会場未定)
「新しい秩序、企救国の誕生」
●佐藤浩司氏の講演に熱心に聞き入る、会場いっぱいの参加者。席が足りず、急きょ椅子を追加しました。
●北九州市の貴重な弥生遺跡について、時にはクイズを出しながらわかりやすく語る佐藤浩司氏
●北九州市の弥生遺跡の遺構や遺物の写真に興味津々の参加者たち。初めて見る方が多かったのでは?!
●講演会のレジュメ
●案内チラシ


