生きていてくれてありがとう | 私のなかに眠る記憶たち。つと思う徒然草。ゆったりのんびりと更新します。

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直傳靈氣で体の外側から、料理で体の中から、個性學で心をケアします♪
楽しく笑って面白おかしく、が信条です。

おはようございます✨

2021年3月11日


澄んだ青空。春を含みながらも冷たい風は鎮魂と優しさを運ぶ。

10年前は、娘はやっと3歳になったばかり。
お昼寝させていたら大きな揺れ。娘をこたつに押し込み、そろそろ帰る息子を迎えに表に出ると、義母が息子とその友達を両腕に守ってくれていた。
電気が止まり暗い中、ろうそくやランプを使った。水やガスは使えたので、ご飯は炊けた。
情報と携帯の充電をしに市役所へ。何が起こったかをそこで知る。
3日経って復旧した電気。感謝と共に、映像から恐怖と安堵を。
直接見た、体験した人々の恐怖はどれだけのものか。
この時期に繰り返される報道に、辛い記憶を呼び起こされる人もいるだろう。

無理に憶えていなくてもいい。
無理に忘れなくてもいい。
どっちも本当だと思う。

忘れてはならないのは、災害はいつ起こるか分からないこと。それに対する備えはしておくこと。家族で避難場所の共有をしておくこと。
そして、最大の約束事は生きること。

命の危険性がある場面では、誰もが助かりたいと思うはず。死にたくないと望んで、生きる手立てを探るはず。
この強い思いは、今を生きる私たちの強さになる。

ものすごく辛い出来事や、ひどく打ちのめされたとしても、「生きてさえいれば大丈夫」なのだ。
痛みを、辛さを感じるのは生きているからだ。
あなたの体が、心が、生きて動いているからだ。
明けない夜はない。
出口の無いトンネルもない。
歯を食いしばって生きてきた、あなたは何よりも強くて尊い存在なのだ。

生きていてくれてありがとう。
生かしてくれてありがとう。
今日この日に、たくさんの終わりと、希望の始まりを与えてくれてありがとう。
私は今日も生きています。