同じピアスで2色違いを持っている。
金属アレルギーのようになってしまい、サージカルステンレスか何かを買ったと思う。
もっぱらそれらしかつけれなくっていた。
ある日1色の片方がなくなる、なくなるはずないのにどんなに見つけても見つからなかった。
必然的に1色しかつけれなくなった。
旅に出る朝、ピアスをつけていると、左の耳に着けている途中で手からするりと落ちて見つからなくなった。
消えた?
なぜ。
一瞬止まって、そのまま違う色をつけた。
左右で違う色。
小さいし誰も見ていないしな、が勝ったのかな。
左耳は昔のピアスの位置が下過ぎて切れている。
医者の卵の知り合いは、一度傷つけてまた縫わないといけないと思うと言っていた。
今でもそう信じている。
旅に出た。
ライブが目的だ。
遠出は久しぶりだった。
出発する1週間前は日頃の体力不足を感じて意識していた。
まずは目的地に着いて喫茶店に行った。
初めてなんだけど行きたかった場所だ。
初めての客なのにニコニコでコーヒー2杯にプリンにアップルパイを頼んだ。
「アップルパイに合う飲み物はなんですか?」
なんて、口角上がりながらいけしゃあしゃあ(いきしゃあしゃあだと思ってた、一つ学び)と話しかけて、
「なんでも合います。」
と、少し驚いた顔で返された。
私には何を言い出すんだこの人という顔に見えた。
ただ私はその人を一方的?に知っているので、嫌な思いをしたわけではなく、自分自身が恥ずかしく困った客で申し訳なくなっていた。
お店にとって自分は日常のお客様で、自分にとっては特別なお店。
写真を撮りたいと思っていたわけでもなかったけど、1枚も撮らなかった。
今思えば旅の思い出に何かを撮っても良かったのではないかな。
お会計をする時に、そのお店を知っている所以の話をして初めての笑顔が見れた。
少し話して店を出る。
良かったらとレジの前を指差し、お店のマッチをくれた。
いろんなマッチを集めてた時期があったけど今はない、けどこのマッチは大切にしたい。
ホテルにチェックインしてTVをつけてご当地番組を観た。
ライブ会場までの道のりを調べながら、耳がすごく熱くなっていることに気づく。
熱?
そうではないようで、ネットで調べたら自律神経が乱れていることで起こることもあるらしい。
今思えばまだ経験はないが更年期のホットフラッシュのようなものだったのかもとも思う。
三分間の呼吸法と耳のツボを押しまくり、時間になってホテルを出た。
歩きながらも耳ツボをしていた。
そして少ししてから気づいた。
開場時間と開演時間間違ってないかい?
何度となく見て手帳にだってメモっていたから、嘘だろう?とホームぺージを調べた。
時間はわかっていたものであっていたのに、大幅に何かを勘違いしていた。
勘違いっていうかなんでなのか自分でもわからなかった。
これが長い間ライブに行っていなかったためによる勘の無さなのか。
どんな会場なのかわからず、迷わず行けたけど入ったらハコいっぱいに人がいた。
すでに受付に人もいない。
立っていると気づいてくれた、感謝。
椅子は全て埋まっている。
後ろに立とうと思った。
あまり苦には思わなくて邪魔にならないように端に寄っていれば大丈夫だと思った。
CDを購入。
今回はネットで買わずに、初めての曲をライブで味わう感覚を得たいと思っていた。
良いジャケットだなぁと思った。
こんな柄が欲しいわけじゃなくて、こんな雰囲気の服が欲しいと思った。
ドリンクを交換した、ドリンクスタッフさんは元気が良くて笑顔が素敵な人だった。
後ろに立っているとスタッフさんが気づいて、椅子を持ってきてくれた。
なんと、感謝。
ライブが始まった。
ライブの感想というのは書くのに慣れていないことに気づく。
そんな中でも書けるのは、なんだかとても幸せで満たされた空間と時間だったということだ。
曲によって泣いたり、考えたり、ノッたり、真面目になったりした。
いろんな感情で聴き入った。
最後の曲と言われた時に、そうかと言う感覚。
もう最後とかまだ歌って欲しいとかは浮かんでこなかった。
静かにただ確実に聴く者として完全燃焼させてもらったのだと思う。
ノッたりできたのはその席だったからかもしれない。
周りに人がいるとその方の聴き方を邪魔してしまうと思ってしまう。
そういう風潮がいいにせよ悪いにせよ、日本は後者のほうに偏ると思う。
実際昔嫌な思いをさせてしまい声をかけさせてしまったことがある。
本当に申し訳ない、嫌な思いをさせた時点で自分が悪かったと自分へなら思う。
歌っている本人は自由にしてほしいと思っていてもこればかりはリスナー1人1人の感覚かもしれない。
難しい。
千差万別。
だからライブ会場は非日常。
自分自身はノッている人が隣にいても、嫌な思いをする方ではないと思う。
最後らへんにドリンクを頼みに行った。
ライブ会場に還元したいと思ったし、歌が止んで少しリラックス時間だった。
拍手で見送って終了。
座っていた近くにレコードやら何やらがたくさん置いてあって帰る時に目を凝らしていった。
すぐ会場をあとにしてバスに乗った。
周りが祝福してくれているように感じて歩いていた。
この後のことも書こうと思ったけど思いのほか長くなってしまった。
また別日に書こうと思う。
今、曲を聴きながら書いていた。
なんだか立ち止まって歌詞を聴き込んだりした。
夜に書く文章は時にダイナミックだ。
でも、よし。