母と仕事の話をしてた時
あーでもない
こーでもないと
私が喋っていると
母が言った。
「だからみんな働きに出るんよねぇ。
いくら仕事ができなかろうが
サボっていようが
確実にお給料は貰えるから」
って。
「そう。そうなんよ。
でも、ゆー子はそれだと
鳥籠に入れられた
飛べない鳥みたいに感じる」
勤め人しかしてこなかった母に
福利厚生のある会社に就職しなさい
と言ったあの母に
働くことに関して
はじめて自分の感じ方を言った。
ちょっとドキドキした。
「まぁ、いいじゃない。
好きな事で悩むんだから」
そう一旦はそう言ってくれたけど
その後
何かを思い出したかのように
「じゃないと
誰が朝も夜も掛け持ちまでして
働きに出る⁉︎」
と腹立たしさ混じりに言われた。
家庭をかえりみず
好き勝手ばかりし
事業にも失敗して
挙げ句の果てに出て行った父。
母は朝も夜も
仕事を掛け持ちして家計を支えてた。
そして父のように
自分のやりたいことばかりを
貫き通して
家の事なんか
全く考えてなかった私は、
申し訳なくも
有り難くも思えて
泣きそうになるのを抑えて言った。
「ホンマよねぇ。
よく働いたよねぇ。」と。
そしたら子どものように
母は言った。
「だって守りたかったんじゃもん！
だって家族が好きだったんじゃもん！
それが生き甲斐だったけん
やってこれたんよ」
って。
⁉︎
その時、ハタと気付いた。
あぁ見えて、
母は母で
やりたい事を
好きな事をやっていたんだ
ってことに。
私は母のことを
ずっと可哀想な人だと思ってた見てた。
家族のために
自分を犠牲にして
何とかしようと頑張って
しんどい思いばかりを
して来たんだと思ってた。
違った。
大変だったかもしれないけど
全然可哀想なんかじゃなかった。
母は母で
それがやりたい事だったし
ちゃんと好きな事をやってたんだ。
それを知った時
母の命式がパッと浮かんだ。
行動力と人脈の星を合わせ持つ
母らしい言葉。
人が好きで
家族が好きで
誰かのために
やってあげたい。
そうそう。
母はそういう人だ。
「それ母さんじゃけできたんよ！
だって体力あるもん！
そうせにゃ誰が72にもなって
毎日ジムに通う⁉︎」
そう返すと
2人で笑いになった。
うっすら抱えてたんだね、私。
好きな事ばかりをして
お金がかかるっていう自分や
母にしんどい思いをさせてしまった
自分に
罪悪感を。
でもほんとは
母がやりたくてやった事を
ただ「ありがとう」って受け取る
それでよかった。
なぁんだ。
愛されとるだけだった、私。笑
お知らせ。
残り一袋となりました笑笑笑
#わかる人にしかわからない笑
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