花よりもなほ
HANA YORIMO NAO
観てきました。
なんかねぇ、
じんわり、ほろっとしてしまう所もあれば、
恨み辛みの虚しさについて考えさせられる所もあり、
何とも表現しがたい映画でした。
仇討ちとは、
一見当時の、武士の世界では良い物かも知れませんが、
負の感情は負の感情の連鎖しか産まない。
その事の虚しさを・・・
その事の虚しさに気付いたからこその心の苦しみ・・・
でも、故郷の世間体との狭間での心の揺らぎ・・・
加害者である、仇討ちの相手に対して同情してしまう心根・・・
なんだか、痛い位に判っちゃって、
観てて辛い所もあった。
でも、そんな柵や、
自分自身の負の感情を、
相手を許すことで昇華させていった心は凄いなぁって
思いました。
自分自身もいつかそういう風に思えるようになれればなぁ・・・・
って、
そうなりたいなって思える素敵な映画でした。