小学校中学年にあがると、
保健の授業で、男女を別にして
男女のからだの仕組みの違いや、
子どもの作り方について嫌でも勉強させられます。
自分自身に起きたことが
一体どんなことだったのか自覚した瞬間が
この保健の授業でした。
皆と同じ教室に居るのに、
自分一人がエイリアンのように、
同じ空気を共有しているのに、
透明な隙間のない分厚いガラス張りの檻の中に入れられている
そんな気分でした。
私だけが異質な存在でした。
それを相談できる相手も、
それを親にすら相談できませんでした。
自分一人で抱えて、
自分一人で耐え続けるしかありませんでした。
でも、これは結局は言い訳でしかない。
実際に私が警察に言わなかったことで、
同じように被害を受け、
同じように、それ以上に苦しんでいる人が居るから、
私のこの泣き言は、
無責任に逃げたいが為の卑怯者の言い訳だ。
もっと、私に罰が当たればいい。
私のせいで被害に遭った人は、
犯人に恨みを晴らせなければ、
私を殺しに来てくれたら楽になれるのに・・・