近隣の公立中学校では、6月末に一学期の期末試験がありました。どの子も、この一週間に答案が返されてきました。100点まであと一歩という子も何人かいましたが、今回は、常盤中学2年のMくんが数学100点でした。
数学について言えば、一人ひとり、別々に教えていると、一つ気がつくことがあります。 なかなか高得点がとれない子の特徴ですが…、
早く答えを出したいのか、計算の途中を省略したり、やたらと暗算でやろうとします。
途中の計算を省略してやろうが、暗算でやろうが、答えが百発百中で正解ならいいのですが、
往々にして、そういう子に限って、計算を間違えます。
計算を間違えると、二度も三度もやり直さなくてはならなくなって、一つの問題を解くにも、二倍、三倍と時間がかかってしまいます。早く答えを出そうと思って、かえって無駄な時間をつかってしまいます。
これは、勉強では、非効率です。間違ってしまうと、次の問題へと移ることができず、なかなか先に進めないからです。
数学では、どの子にも、毎回、宿題を出しています。宿題は、その授業で教えた内容の復習が狙いですから、ちゃんとやれば楽々とでききものを出しています。
やさしい問題ですから、しっかりとやる子は、一つも間違えずにやってくれます。しかし、できるはずの問題なのに、あちこち間違っている子もいます。
これで、その子の〝ヤル気〟の程度がわかります。ヤル気の強い子は、「間違ってはいけない。」という意識が強いですが、そうでない子は、間違っても、「あまり気にならない」 ようです。この積み重ねで、差がでます。
100点のMくんは、じっくり型で、計算もていねいです。だから100点なのです。
→教室の様子については、 上智スクール(柴又教室)のHP をご覧ください。