2000年の初頭、同時多発テロが起こった頃に
女優の藤原紀香さんは
アフガニスタンに行ったそうです。
きっかけはアメリカ国内が好戦ムードに溢れていて
元ホームスティ先の優しいおばあさんまでが
「報復よ!」と言っていて
「これは私が何とかしないと!」と思ったのがきっかけ。
で、実際のアフガニスタンは
空港では真っ二つになっている飛行機がそのままになっているわ
宿泊先は明らかに侵入された形跡が生々しく残っているわ
本当に「生きて帰れるんだろうか?」と不安だったそうです。
でもアフガニスタンの子供たちは
すごく優しくて
「お姉ちゃん、こんなに痩せてて可哀そう。
私のお茶をあげる」と
残り少ない自分の飲み物をくれたり
貧しいながらも楽しく暮らしているのが印象的と語っていました。
そして、アフガニスタンから帰国した後に
すぐアメリカに行き
小学校でアフガニスタンの子供たちの写真を見せながら
彼らの現状を語る授業をしたそうです。
「将来の夢を叶えるために、2時間も歩いて学校に行ってる子がいるんだよ」
「地雷があるのは分かってるけど、畑を耕さないと生活できないから
命の危険と隣り合わせで生きている子がいるんだよ」
大人の影響を受けて、「反アフガニスタン!」みたいな子たちも
どんどん顔色が変わって
「アフガニスタンの子供たちは何も悪く無いと思う」
「戦争は早く終わって欲しい」
そして最後に
「国が仲が悪くても、僕たちは友達だとアフガニスタンの子に伝えて」というのが
そのクラスの総意になったそうです。
やっぱり、どこの国の人たちも
ささやかに暮らしていて
特に同年代の日常が可視化されると
爆撃しようなんて思わないもの。
紀香さんの授業を受けた子たちも
貴重な体験だったと思うし
小さな事かもしれないけど
こういう想いの積み重ねが
世界平和に繋がっていくのだと感じます。
今、ネットの発達で
ウクライナの人々の現状が伝わってきますが
とにかく他人事と思えないし
早く穏やかな日常に戻してあげたいと
切に願っています。
とにかく自分に何ができるかわかりませんが
世界中の子供たちを支援するユニセフでも
ウクライナ緊急募金を受け付けています。
https//www.unicef.or.jp
戦争で犠牲になってしまうのは
いつも立場の弱い子どもたちやその家族。
私はそういう人たちを一番に守りたい。
みなさんのご協力をお願いします。
アフガニスタンのエピソードは
この本に詳しく書いています。