神奈川芸術劇場
オープンニングラインナップ
NIPPON文学シリーズ
私はそのイベントのラストウィーク(3/25~27)に、新作「はなれごぜおりん」(水上勉原作)を上演させていただきます。
今週より、長塚圭史さん演出の「浮標(ぶい)」(三好十郎原作)が開幕。
来週末はいよいよ、宮本亜門さん演出・森田剛さん主演の「金閣寺」(三島由紀夫原作)が開幕です。
我々“おりんチーム"も本格始動!
私は寝ても覚めてもおりんモードな日々に突入です。
以下ネタバレ日記です。
本番まで楽しみにしたい方は斜め読みまたは読まないで(笑)!
人形制作も遂に本格始動!
主人公であるおりんは2歳から20代まで数体の人形を用います。
悲恋を共にする平太郎や何人かの男性キャラクターは私自身が、その他は立ち絵人形(切り出しパネル)により表現されます。
芝居の冒頭約20分で全てが登場、ほとんどは20代の人形で演じ進められるため、何が何でも必ず最初からご覧いただきたいです。
デザインはもちろん私ですが、今回、人形の首(かしら)や胴体の制作は川口新(あらた)さんに依頼。日本を代表する劇人形作家さんです。
また衣裳などの人形装飾品を人形劇団プークさんにお世話になります。これまた日本を代表する人形劇団さん。日本の現代人形劇の歴史はプークさんと共にあります。
そんなわけで、人形劇団プークさんの工房がある花小金井へ…。
あら削り段階の人形にチェックを入れさせていただき、細かなニュアンスや方向性を今一度決め直してゆきます。
写真の衣裳はあくまで仮のもの…、もっとイメージを飛躍させたものになります。
さて、その衣裳の配色を、配色カードにて細かに指定してゆきます。下の写真がその様子です。
イメージが具体化されてきました…。
「はなれごぜおりん」初演まであと…65日!