ブログ更新、滞ってました。ごめんなさい!
先週土曜に名古屋入り。
中日文化センターでの講座を月曜日に行いつつ、新作「はなれごぜおりん」の音楽の音(楽譜)起こしをしておりました。
「オズの魔法使い」でもお世話になった滝川弥絵さんに今回も絶大なるご協力をいただいております。
土曜から本日まで、スタジオに居ないときはホテルにかんづめ状態で創作。もちろん、おりんのこと以外にもたくさんの仕事の締め切りに追われており、ブログ更新になかなかたどり着けずにおりました。
「はなれごぜおりん」
音楽も着々と出来上がりつつあります。
作曲が終わってからの細かなニュアンスづくり、編曲がまたそれはそれは緻密な作業で、時間の経過を忘れる驚異的な集中力で、スタジオでの作業が進められています。
やえさんのピアノに鳥肌の連続です!
今回は歌詞つきの曲は今のところ予定しておりません。シンプルなメロディの繰り返しではありますが、そのアレンジは様々です。変奏曲としての音楽の充実感を味わっていただけると思います。
長い長い物語をわずかな時間におさめなくてはいけない今回の作品、劇の中での時間の経過や、台詞や演技だけでは入りきらないおりんが歩んだ人生の心象風景を音にたくします。
大人のための人形劇作品でここまで音楽が入り込むものは初めてです。
写真上はその譜起こしの様子です。手書きでの地道な作業です。音階だけでなく、どんな響きで、どんなタッチで演奏をするのか、細かなプランやイメージも書き込まれ、楽譜の中の情報量はハンパないです。
この作品もCDをつくりたいですね!
名古屋入りする前、全てのスタッフさんとの顔合わせもグランドオープン直前の神奈川芸術劇場にて行われました。写真下はその神奈川芸術劇場の前の広場にある看板です。まだまだ正月期間中の顔合わせでした。新年早々皆様お疲れ様です。皆さん本当に素敵な方々です。即席で作成した舞台模型を用いて、テクニカルミーティングを進めました。
人形制作をしてくださる川口新(あらた)さんとも最終デッサンをもとに打ち合わせ。
川口さんは新潟県出身。おりんが旅した地域でもあります。日本海辺の空や空気について、大変充実した素晴らしいイメージが膨らみたす。おりんの心の状態など、様々なことをさぐり感じつつ打ち合わせを進めました。
照明の松村剛(ごう)さんは石川県出身。これまた日本海の空について、語りだしたら止まらないほどに色々教えていただきました。おりんの劇世界を創り上げる上で剛さんの照明はこれまでになく重要な役割を果たしていただくことに、今から震えるような喜びまじりの緊張が走ります。
そして事務所でいつもハードワークをしてくれているスタッフの久米ちゃんは福井県出身!うひょー!ありがたい!
おりんが長い旅を続けた日本海辺のどんぴしゃな地域に生まれ育った人々と「はなれごぜおりん」を創れる喜び。もう感謝感謝です。
天国の水上勉さんやおりんさんにも喜んでいだけるよう、これからますます頑張ります。
ああドキドキ…。