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ミュージカル「ドリームガールズ」

81年にブロードウェイで初演され、06年に映画化。そして09年に舞台版が演出一新でリバイバル上演。ニューヨーク・アポロシアターでの披露目後、全米ツアーを経て遂に日本公演!アポロシアターでのキャストがそのまま来日したからもうハンパない…。

アポロシアターがこの物語の設定場所でもありますから、現地の臨場感は相当なものだったでしょう。

でも渋谷のBunkamuraオーチャードホールも素敵でしたよ!幕が開くとそこは瞬く間にアポロシアターになっちゃいました!

あれ?今僕ニューヨークに居る?みたいな。

まさに“圧倒的な歌唱力”と言うキャッチコピーが相応しい!

エフィー役のモヤ・アンジェラさん、1幕ラストのひとり唄いがもう圧巻…。もうあまりに凄すぎてしばらく放心状態でした。でもって2幕のエフィーとディーナの和解の場面の歌「リッスン」もシビレました!映画ではこの場面、ビヨンセさんのソロでしたが、今回のリバイバルでここが工夫されたようです。流石です…。観客の拍手は歌への拍手と同時にふたりの役柄に感情移入したことによる拍手…。いちど心が離れたふたりがまた深まる絆に「よかったね~」と言う祝福の拍手&圧巻の歌への拍手が巻き起こり、しばらく拍手は鳴り止まず、女優さんふたりも次の台詞が言うに言えず待ってる感じがまた何とも可愛いくてキュンとなりました。

ビヨンセさん主演の映画版の素晴らしかった印象が邪魔してしまうかと思いきや…もはやこれは別物の感動です。舞台装置の工夫も楽しくて、ステージの表の場面とバックステージの場面のいったりきたりが見事でした。プラズマビジョンから映し出される動画も見事に取り入れていてこれがまた面白かった…。

演技にはとてもリアリティがあり、歌いながらの激しい掛け合いも不思議な程自然で、完全に入り込んで観てしまいます。ハンパなく練習したことでしょうね…。

そして訪れた観客の盛り上げ方も最高でした。日本人も元気だ~。これアメリカだったら芝居続かないくらい盛り上がっちゃうかも。

多くの情熱を呼び起こさせる素晴らしい舞台でした。感謝。



そして東京公演を滑り込みで拝見した「ザ・ミュージックマン」
凄い出演者の人数…。舞台が綺麗でしたね。お疲れ様でした。