『蛇の業(カルマ)』三界神祇  ~冥月章 稚櫻之編 | 神人一致の癒奏術・響庵

神人一致の癒奏術・響庵

ホリスティックセラピスト、ヒーラー、アロマブレンダー、メディカルハーブ、薬膳・漢方等々、様々な「癒し」を奏でる『ヒューマンセラピーメソッド』
それが【癒奏術】です。

ホームページ
https://yhibikian.wixsite.com/akuh





神と拝まれ天狗と成りて

人の願いを叶えたり

情けの巡りを生みだして

縺れ捻じれたあの世とこの世

神の火が消え 情けに溺れ

天狗の神が我が物顔に

あの世とこの世をかき乱し

天地逆さの世となりし


飢えと渇きを作り出し

水を小出しに分け与え

我神なりと宣いし

鼻高天狗の神々に

こき使われたる青人草は

神の火を消し情けの水を

頂戴ませと拝みたり



誠の神は慈悲を噛み締め

憤怒の相で祓いに祓う

穢れに身を置き青水泥

情けに浸かりて火を灯す

決して動かぬ誠肚に据え

情けの水を炎で浄化

悪の汚名で灰汁に浸かりて

神素戔嗚は祓い続ける



神を拝みて灰汁出して

どうして神が喜ぶか?

飢えと渇きは水では満たせぬ

愛の火無くした餓鬼心

火を灯さねば愛は満たせぬ

愛は情けで補えぬゆえ

情け乾かし火を灯せ

さすれば温もり満ちるであろう



飢えも渇きも真に非ず

色即是空のこの世界

空即是色と情けを生み出し

情けの川をひきたる蛇は

飢えと渇きを生み出して

餓鬼畜生の世を生み成したり


貪・瞋・痴の三毒を

情けの川に流したり

毒に冒され青人草は

毒に当たりて餓鬼畜生

飢えと渇きを癒すため

蛇に使われ畜生道

右に左に動かされ

籠の中の風見鶏



空即是色と生み成した

貪・瞋・痴の三毒は

色即是空と消せばよし

般若波羅蜜多唱うれば

色即是空を消え失せて

空の中に灯る火が

揺れ動くのが見ゆるだろう



空の中の灯る火に

慈悲の温もり感じたら

その慈悲噛み締め憤怒の相で

空即是色と炎を燃やせ

悪を背負いて慈悲の火灯す

神素戔嗚を空に生め



生め(梅)で開いて空に花咲かせ

神素戔嗚の心に灯る

国常立の御言の火

誠の真言の火の種に

芽が出てやがて花が咲く

不二の御山に咲く花は

神を現わす菩薩(人)なり

三六九(弥勒)現わす菩薩なり