純粋無垢な幼子の心と
「ガキ」の心は同じに非ず
ひねていじけた「ガキ」心
「ガキ」は『餓鬼』ゆえ「ガキ」となる
根差す大地が天地の差
恨みつらみの地獄の大地
満たせぬ慾の渇きを根に持つ
『餓鬼』なるゆえの「ガキ」心
求めるばかりで与えるを知らず
気付けばおのれの『渇き』を与え
おのれの『渇き』を潤わせ
与えたつもりになるばかり
地獄に根を張る毒の花
潤い吸い取る毒の花
吸った潤い根に回し
地獄の大地を潤わす
天地逆さの行いは
神に背いた行いである
地獄に根差したその根を抜かねば
鳴門の渦の底となる
溺れる者は藁をも掴む
人に絡みて引きずり込んで
共に鳴門の底へ沈まん
【神】に絡みて偽善で潤す
「ガキ」の心は『餓鬼心』
『慾』で絡むは【信心】非ず
ゆえに『立て分け』するしかなし
神の御心無下にする
我良し御魂の『餓鬼心』
刈り取り捨て去る【草薙剣】
振るわねばならぬ神心
知る由もなし『餓鬼心』
【神】を捨てるか
【餓鬼】を捨てるか
【恵み】与えるものとなるか
【恵み】奪うものとなるか
おのれ自らおのれを立て分け
自ら【草薙剣】を振るえるならば
鳴門を渡る道開かれん