
肚がしっかり座らねば
思考はグラグラ揺れ動く
肚を無くした青人草は
恐れに思考が流される
本来『頭』であるものを
腰に据えられ身慾に溺れる
本来腰にあるものを
取り上げられて恵み奪われし
本来胸にあるものを
隠されたがゆえ心を無くし
頭と手足だけの世界は
『働き蟻』の世となりし
恐れにあふれ
慾にまみれ
心無き大地
すべて『歪んだ神祀り』ゆえである
胸と腹と性器を取り上げ
頭と手足だけにして
頭を腰に据え置いて
天地逆さの神祀り
【祀り】を【呪い】に変えた世界
真ん中現れグレンと返る
肚を据えるがコトはじめ
肚座らねばすべてが歪む
微動だにせぬ肚を据え
慈しみの心を据え
恵み生み出す腰を据え
しかりと頭を働かせ
手足働かせ立て直し
胸に坐す淤縢山津見神 (おどやまつみのかみ)
肚に坐す奥山津見神 (おくやまつみのかみ )
性器(生気)に坐す闇山津見神 (くらやまつみのかみ)
真ん中外した世界は終わり
真ん中取り戻して立て直し
倭魂のはじめは
微動だにせぬ肚を据えること
そして心に慈しみを持ち
弥栄生み出す腰を据える
それから頭を働かせ
手足を使って弥栄生み出す
これが誠の神祀り
末代枯れぬ松の世となり
富士に木花咲き乱れる
抜けた真ん中取り戻し
弥勒の世へと立て直し