
牡牛座満月を迎えて「羽化」出来た方はどれだけいるのでしょうか。
蝶は蛹の殻の中で、自らの身体を破壊(溶解)して、蝶の姿に作り変えます。
破壊の変容という苦しさを乗り越えて、ようやく成虫となります。
人も同じく変容の過程で、過去の自分を破壊して作り変え、シフトアップしていきます。
幼虫の時は葉の色、木の色の芋虫たちも、蝶となると個性豊かで色とりどりの羽を羽ばたかせます。
変容を終えて羽化した人も、自らの「個性」を伸ばしています。
その「伸ばした個性」が「シフトアップ」へと繋がります。
せっかく羽化したのに、自らの個性を再び隠して生きれば、やがて気付けば芋虫に戻っている自分に気付くことにもなりかねません。
人目を生き、誰かの言葉に縛られ、自らの闇を隠して、「それなり」を演じる生き方は、自らの個性を殺します。
個性を殺すことは才能を殺すことです。
それは「自分らしさ」を殺すことに他なりません。
蝶となり羽ばたきたければ、闇を直視して認め受け入れ手放す。
手放すとはないことにするのではなく、「在る」ことをそのまま受け入れること。
何故なら自分の「闇」は「個性」という「光」がもたらす「影」だから。
光が強ければ強いほど闇も濃くなる。
その闇を受け入れられるのか?
それが出来たら個性という光は大きく広がります。
なんでもそれなり・・・な人間に小さくまとまるのか。
個性を伸ばしてまとまりのない人間として生きるか。
人は一人で生きているわけではありません。
共存して生きています。
人それぞれが「足りない」ものを補い合いながら、調和して生きているわけです。
そのかわりに自分の個性が誰かを補う。
だからこそ個性を最大限生かす。
足りなさを補われ感謝が生まれ、感謝が個性の光を強めて、誰かを補い感謝される。
それが人として本来あるべき「共生」の姿だと思います。
個性が調和する・・・
才能が調和する・・・
それは「光」が調和するということです。
誰かの光が誰かの闇を照らし、自分の光が誰かの闇を照らし、自分の闇を照らす誰かがいてくれて・・・
そんな「光の調和」のある世界へ進むには、自らの羽を精一杯広げなければなりません。
「個性」という「羽」を広げて、飛び立ってほしいと願います。
占星学とアロマ
ラヴェンダー
なんの気負いもなく自己表現することをサポートしてくれる精油です。
「旧習を打破して危機感を和らげる」と言われるほどの精油です。
変容するための心の痛みを癒してくれるでしょう。
サイプレス
蠍座の守護性は冥王星です。
変容、再生を司る冥王・ハデス神の名を冠するこの精油が、変化を阻む心のブレーキを外してくれるでしょう。
ゼラニウム
ブレない「中心軸」を作る手助けをしてくれる精油です。
安心感を与えて自分の個性を「認める」という手助けをしてくれます。
人とは違う自分の形を認める・・・
そんな「受容」する心をサポートしてくれます。
来年秋までは蠍座時間。
そしてこの1か月も蠍座時間。
目一杯、自らの「個性の羽」を広げる時間です。
ちゃんと飛べるように、羽化したばかりの羽を広げて、羽ばたく準備をしましょう。
「羽化」 占星学とアロマ 11月4日牡牛座満月 10月30日~11月5日
蛹(さなぎ) 占星学とアロマ 10月23日~29日