水月 ~裏鏡の法則 | 神人一致の癒奏術・響庵

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人は目で見たり耳で聴きとったり感覚で感じ取ったりしたものを、一度心の水面に映して見る。

 

それが水月の法です。

 

心の水面が静まっていれば、鏡のようにありのままを写し取ることが出来ますが、心が波打っていれば見たり聞いたり感じたりした情報は歪んで映ります。

 

心の水面の波立たせているもの・・・

 

それは「自我」という生まれてから形づくられた後天的な「自分」です。

 

 

この自我の思考や感情が、あらかじめ水面を歪ませているため、物事を正しくありのままに認識できない。

 

それは、つねに自我に都合のいいように映るよう、自我が仕組んでいるわけです。

 

 

 

自我が心の水面を歪ませるパターンがあります。

 

それは人それぞれなのですが、そんな自分自身の自我のパターンがわかれば、静めるのは簡単になります。

 

それが「水月の法」の一面です。

 

 

 

もう一つ。

 

心の水面に映る映像というか感覚のようなものがあります。

 

それは、水面下の奥の映像です。

 

つまり潜在意識下の「様子」が映し出されます。

 

 

それは自分の潜在意識下のものであったり、まったく他人の潜在意識下にあるものであったり・・・

 

 

何故、他人の潜在意識下のものが自分の潜在意識を通して水面の「裏側」に映るのか?

 

それは、潜在意識の奥の方では自他の区別が曖昧になっているからです。

 

 

繋がっているという人もいます。

 

ただ、私には繋がっているかどうかというところまではわかりませんので、曖昧になっているという表現を使わせていただきます。

 

 

 

例えば、氷は個体としてそれぞれ区別されますが、水は交じり合います。

 

たぶんそのような感じではないかと思っています。

 

 

顕在意識の部分は氷のように個体として区別されていますが、潜在意識の奥へ行けば水のように交じり合って「自他の区別」がなくなる・・・というかあいまいになり交じり合ったりしている。

 

だから、他の人の潜在意識下にあるものが自分の水面の裏側に映るわけです。

 

 

 

悪だくみをしていても、それとなく「感じる」ものがあります。

 

表面では隠せていても、潜在意識を通して悪だくみの情報が伝わっているわけです。

 

明確ではないにしろ、「なんかイヤだなあ」という感覚として伝わったりするわけです。

 

 

 

もし、心の水面を静めていたら、その感覚はもっとはっきりとしたものになります。

 

これが、もう一つの「水月の法~裏鏡の法則」です。

 

 

 

 

自己責任

 

例えば

 

「私は結婚したら幸せになれる」と思っているとします。

 

でも、それは結婚相手に自分の幸せを委ねていることになります。

 

ひいては結婚相手に自分の幸せの「責任」を押し付けていることにもなります。

 

 

例えば

 

「子供が出来たら幸せになる」と思うということは、やはり生まれてくる子供に自分の幸せの「責任」を押し付けていることになります。

 

 

 

自分の幸せをほかの誰かや何かに依存するというのは、自分の幸せを誰かや何かの「責任」に転化するということです。

 

もし、先に挙げた「結婚したら幸せになれる」と強く思っている人がいるとしたら、その思いは自分の潜在意識を通して誰かの潜在意識へと伝わっています。

 

だから幸せが寄ってこなくなってしまったり・・・

 

 

 

 

波動の伝達

 

例えば、10人くらいの人がいて、その人たちが「怒り」の感情を抱えていたとします。

 

すると、その中に入った人は「怒り」の感情の波動に感化されてしまいます。

 

空を伝ってくる波動だけでなく、潜在意識を伝ってくる「怒りの感情」もあります。

 

だから怒ってもいないのにイライラしてしまったり、落ち着かない状態になったりするわけです。

 

 

もし、心を静めて水面を眺めていたら、その感情が「怒り」なのかとか「妬み」なのかとか、はたまた「悲しみ」なのかということがわかります。

 

もし、気付かずにずっと居たなら、同じ感情の波動に徐々に感化されてしまいます。

 

 

 

 

例えば、何もない、誰もいないところで時々そのようなことが起こることがあります。

 

誰もいないけど何故か「感情の波動」だけが存在している。

 

これを人は「幽霊」というのでしょう。

 

 

この感情の波動も潜在意識下から入り込んできます。

 

たぶん記憶の中にある様々な感情の記憶のどれかに波長が合うのかもしれません。

 

で、取り憑く・・・というような現象が起こるのかな・・・?と思うのですがどうでしょうかね。

 

 

そのあたりまではよくわかりません。

 

 

 

 

ただ、人の感情は伝播し、人の思いは伝播しています。

 

自分の感情、自分の思いが悪ければ、当然自分の傍にいる人にもそれは影響します。

 

気付けば離れられますが、たいがいは気付かない。

 

だから少なからず影響を受けてしまったりするわけです。

 

 

 

 

話を戻します。

 

もし「結婚したら幸せになれる」と思っていたら、それは相手に無意識に伝わっています。

 

つまり「私の幸せはあなたの責任」という言葉の裏にある真実が伝わっているということ。

 

そして、「私は今幸せじゃない」という裏側にある真実も伝わっています。

 

 

もし、あなたがこれを言葉で言われたらどう思うでしょうか?

 

 

 

それが言葉としてではなく「感覚」として伝わっているのです。

 

恐ろしいですね・・・・

 

 

 

 

では逆に「私いますごく幸せ~」と思っていたらどうでしょうか?

 

あなたのその「幸福感」が相手に伝播します。

 

 

まぁ潜在意識云々以前に「顔を見ればわかる」のかもしれませんね。

 

 

まあでも、あなたと一緒にいると、相手はなぜか「幸福感」が湧き上がってくるわけです。

 

心の奥から「幸福感」がやってくるわけですね。

 

 

どうですか?

 

そんな人と一緒に居たいと思いませんか?

 

 

 

 

 

自己責任

 

人は皆「自分の幸せは自分の責任」であるということです。

 

それは人類皆平等です。

 

様々な環境や状況の中で、いかに「幸せ」を見出して、そして自分を「幸せ」へと導く責任が自分自身にあります。

 

 

 

自分が自分を幸せにしようとしない限り、人は幸せにはなれません。

 

人にしてあげられるのは、そんな幸せな状況が少しでも長く続くように手助けできるだけです。

 

または、もっと幸せに・・・という手助けが出来るだけです。

 

小さな幸せを育てて大きくしたい・・・

 

それは人間の根本的な想いなのでしょう。

 

 

 

幸せとは何でしょう?

 

それは決して形ではありません。

 

「幸せだな~」という感覚です。

 

 

また、不幸ではないことが幸せでもありません。

 

あくまで「幸せだな~」という感覚です。

 

 

ほんのちょっとしたことで「幸せだな~」と感じられる人は、それはそれは幸せな人です。

 

 

幸せは伝播し、更なる幸せを呼びます。

 

だから、「幸せだな~」と思える人生を生きてほしいと思います。

 

 

 

自我は「無いもの」「足りないもの」ばかり見ようとします。

 

そんな自我を飼いならして「在るもの」「美しいもの」を見るようにしてほしいと思います。

 

春には花が咲き始めます。

 

それを素直に愛でることができる心であってほしいと願います。