ヒトiPS細胞を作製し、近いうちにノーベル賞の獲得が確実視されている京大の山中先生のグループが、ウィルスではなく、プラスミドを使った遺伝子の導入によるiPS細胞の作成に成功したそうです。

まだ、ヒトではなくマウスですが。



新万能細胞、ウイルス使わず作成=マウスで成功、安全性向上-京大
10月10日2時53分配信 時事通信

 増殖能力が高く、身体の多様な細胞に変わる新万能細胞「人工多能性幹(iPS)細胞」を、がんを発生させる恐れがあるウイルスを使わない方法でマウス胎児細胞から作ったと、京都大の山中伸弥教授らが10日、米科学誌サイエンスの電子版に発表した。現在、成人の皮膚などの細胞から作る実験も進めており、成功すれば、脊髄(せきずい)損傷や若年型糖尿病などの再生医療への応用に向け、安全性と実用性の向上が期待される。
 山中教授らが世界で初めて開発したiPS細胞は、体細胞に特定の3、4種類の遺伝子を導入して作るのに、レトロウイルスを遺伝子の入れ物として使っていた。レトロウイルスは体細胞のDNAに組み込まれ、導入遺伝子が長期間、安定して働くため、iPS細胞に変える効率が高いが、組み込まれた場所によってはがんを発生させる。
 このため、米ハーバード大チームは9月、DNAに組み込まれにくいアデノウイルスを使い、マウス肝細胞などからiPS細胞を作ったと9月に発表。しかし、作成効率が極めて低下した。
 山中教授らは、感染病の原因となるウイルスを使う限り、厳しい管理体制の実験室で扱う必要があり、コストも高いと考え、プラスミド」と呼ばれる環状DNAを人工的に作り、使うことにした。 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000012-jij-soci



上の記事にあるとおり、ほんの少し前にアデノウィルスを用いた実験がアメリカのハーバードの研究者から発表され、先を越された!と思っていたのですが、山中先生のグループもさすがにやることやってられました。

アメリカの方が予算も人も豊富そうなので、今後が若干心配ではありますが。


山中グループの今回のサイエンスの論文

"Generation of Mouse Induced Pluripotent Stem Cells Without Viral Vectors", Keisuke Okita, Masato Nakagawa, Hong Hyenjong, Tomoko Ichisaka, Shinya Yamanaka, Science, Published Online October 9, 2008
DOI: 10.1126/science.1164270
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/1164270





参考論文

ハーバード大学の研究者による、アデノウイルスをつかったマウスiPS細胞の論文

"Induced Pluripotent Stem Cells Generated Without Viral Integration", Matthias Stadtfeld, Masaki Nagaya, Jochen Utikal, Gordon Weir, Konrad Hochedlinger, Science, Published Online September 25, 2008

DOI: 10.1126/science.1162494
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/1162494



レトロウイルスを用いた場合のiPS細胞作製効率は~0.01-0.1%ですが、アデノウイルスを用いた場合は~0.0001-0.001%らしいです。

詳しくは「アデノウイルスを用いたiPS細胞の作製|再生医療が描く未来」

http://ameblo.jp/regenerative-kyoto/entry-10144019527.html


論文に名前が入っているMasaki Nagayaさんは、長屋昌樹さん(元・聖マリアンナ医科大学助手)?




用語解説(Wikipediaより)

iPS細胞 (induced pluripotent stem cells、人工多能性幹細胞、じんこうたのうせいかんさいぼう,もしくは「誘導多能性幹細胞」)とは、体細胞(主に線維芽細胞)へ数種類の遺伝子(転写因子)を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)に似た分化万能性(pluripotency)を持たせた細胞のこと。京都大学の山中伸弥教授らのグループによって世界で初めて作られた。


プラスミド (plasmid) は細胞内で複製され、娘細胞に分配される染色体以外のDNA分子の総称。1952年にレーダーバーグによって提案された。

細菌や酵母の細胞質内に存在し、染色体のDNAとは独立して自律的に複製を行う。一般に環状2本鎖構造をとる。 細菌の接合を起こすもの(Fプラスミドなど)、抗生物質に対する耐性を宿主にもたらすものなどがある。

遺伝子工学分野においては、遺伝子組み換えの際に多く用いられる。様々な人工的な改変がなされた数 kbpのプラスミドが多く作られており、研究用キットとして市販されている(詳細はベクターを参照。) 細菌のみではなく酵母や哺乳類の細胞内で複製・維持されるものもある。


レトロウイルス科(retrovirus)とは、RNAウイルスの種類の総称。ウィルス核酸は、一本鎖RNAの+鎖である。単にレトロウイルスと呼ばれることも多い。


アデノウイルス二重鎖直鎖状DNAウイルスで、カプシドは直径約80nmの正20面体の球形粒子をしており、エンベロープは持たない。また、アデノウイルスは、ライノウイルス等とともに、「風邪症候群」を起こす主要病原ウイルスの一つと考えられている。

サントリーが来春を目途に10円値上げ、缶が130円、ペットボトルが160円になります。

他者も追随する見込みだそうです。


下の記事は「自動販売機」になってますが、自動販売機だけでコンビニは据え置きってことあるのかなぁ?


100円ショップの需要が増えそうですが、100円ショップは料金据え置きはキツイかも?





サントリー、自販機の清涼飲料10円値上げ 11年ぶり来春メド
10/08 09:09 日経

 清涼飲料2位のサントリーは7日、来春をめどに清涼飲料を値上げする方針を固めた。自動販売機で120円の缶入り飲料や150円のペットボトル入り飲料をそれぞれ10円引き上げる方向で検討する。清涼飲料の値上げは、消費税率引き上げを受けた1998年以来11年ぶり。他の食品と異なり、清涼飲料はシェア争いの激しさから各社とも価格を据え置いてきた。他の大手飲料も追随する見通し。

 缶コーヒーの「ボス」、機能性飲料の「DAKARA」など主に自販機で販売する一部商品から値上げを検討する。ただミネラルウオーターは新工場の稼働で生産効率が上がっているため、現行価格を据え置く。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081008AT1D070CR07102008.html



缶ジュースやペットボトル飲料が値上げされることに
2008年10月08日 11時46分00秒
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081008_drink_priceup/

ノーベル物理学賞の南部先生 が、結婚祝いの色紙に

Symmetries are destined to be broken!
ほんやく: 「対称性は破れる運命にある」
と書いていたそうです。


「破れる」なんて書くとは非常識。

どういう意味で書いたんでしょうね?


いろいろな人の解釈は「2ちゃんねる」をごらんください。

http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1223464612/-100


個人的には、全然無関係だった人達(対称な状態)が結婚して一緒になる(対象性が破れた状態)のは運命だ、とかいう感じなのかなと思いますが、どうでしょう?




南部氏、結婚祝いの色紙に「対称性は破れる運命に」
2008年10月8日18時17分
 ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さんは、近所づきあいで親しくなった女性の長男の結婚祝いに、「対称性は破れる運命にある」と自分で書いた色紙を贈っていた。女性は意味をつかみかねていたが、今回の受賞で初めて納得した。

 南部さん夫妻の留守宅は大阪府豊中市にある。帰国時に一緒に花見へ出かけるなど親しく近所づき合いをしている林靖子さん(65)は8日朝、数年前に長男が結婚した際に書いてもらった色紙をたんすの引き出しにしまい込んでいたのを思い出した。

 英語でつづられており、南部さんに頼んで包み紙に書いてもらった日本語訳は「対称性は破れる運命にある」とあった。「慶事なのに『破れ』って何だろう」と思っていた。しかし、新聞報道などで今回の授賞理由が「対称性の破れ」と知ってびっくり。林さんは「色紙が家宝になった気がする。うれしい」と声を弾ませた。今後は額に飾るという。(島俊彰)
http://www.asahi.com/science/update/1008/OSK200810080048.html

「2ちゃんねる」にあった記事です。

元は韓国語らしいので。

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1223458313/l50



韓国の話で、2ちゃんねるでは韓国をバカにしたような書き込みが多いのですが、今の日本にも当てはまる話だと思います。


今年の日本人のノーベル賞受賞の対象になった研究は、物理学賞化学賞 とも30~40年以上も前のものです。

今から30~40年後にノーベル賞の受賞対象になるような基礎研究が今の日本で行われているでしょうか?

応用研究、実用研究にばかり目が行っている現状では、日本の未来は暗いと思います。




■韓国にはどうしてノーベル賞科学者がいないのか

我が国は科学分野の受賞者は皆無で、平和賞受賞者が1人だけだ。オリンピックで日本を上回ったと言って全国民が歓呼したのはつい先日のことだったが、ノーベル賞では比較にもならない。日本が羨ましいのが当然だ。

どうして韓国には科学分野のノーベル賞受賞者がいないのか? 自嘲交じりのこの質問に対する一番目の解答は、創意力を殺す教育システムに求めるべきであろう。数多くの人が教育改革を叫び、毎年教育制度を改めるが、生徒たちが入試対策にだけ没頭する現実はそのままだ。学校教育は無味乾燥で、入試のための予備校や課外学習に拘束されているのが生徒たちの日課だ。予備校や課外学習で教わるのは試験の点数を上げるのに必要な要領と方法であって、創意力ではない。

基礎科学分野に対する冷遇の蔓延も、見逃せない要因だ。我が国社会の理工系忌避現象は、昨日今日のことではない。優秀な学生たちは文科系列大学や医大へ行こうとし、基礎科学分野に人材が殺到する気配は無い。数学や物理学、化学など自然科学分野よりも、今すぐ就職できる学科に並ぶのが我々の現実だ。海外で勉強した、将来を嘱望される韓国系の科学者たちも、韓国に来るのを忌避する。基礎科学者たちが粗末な扱いを受ける雰囲気では当然のことだ。また基礎科学は政府や大学、研究所の政策的支援なくしては発展が難しい分野だ。長期的に相当な研究費を持続的に支援して初めて、成果を期待することができるのであり、忍耐と集中力が要求される。

▽ソース:聯合ニュース(韓国語)(2008-10-08 14:55)
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2008/10/08/0200000000AKR20081008139600022.HTML
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=102&oid=001&aid=0002303941



参考

ノーベル平和賞受賞 2000年 金大中(キムデジュン)さん


ノーベル文学賞候補 高銀(コウン)さん (韓国詩人)


ノーベル生理学・医学賞候補 趙長煕(チョザンヒ)さん (PET(陽電子放射断層撮影装置)の開発)

下村修先生がノーベル化学賞受賞です。

(マーティン・チャルフィーさん、ロジャー・Y・チャンさんと)


いつかノーベル賞を受賞すると思ってました。

長生きしてくださってよかったです。


オワンクラゲの緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein; GFP)の発見と開発。

GFP遺伝子は1992年に単離され、現在手軽な自然の蛍光標識として生化学の手法の中で広く使われています。

たとえば、この前紹介した「性行動を指令する脳細胞を特定 」の研究でもGFPが使われてました。



The Nobel Prize in Chemistry 2008

"for the discovery and development of the green fluorescent protein, GFP"

Osamu Shimomura, Martin Chalfie, Roger Y. Tsien

http://nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry/laureates/2008/



論文
“Extraction, purification and properties of aequorin, a bioluminescent protein from the luminous hydromedusan, Aequorea”, O. Shimomura, F. H. JOHNSON, Y. SAIGA., J. Cell Comp. Physiol., 59, 223-39 (1962).

PMID 13911999.

J. Cell Comp. Physiol.はJournal of cellular and comparative physiologyの略。)



"Green fluorescent protein as a marker for gene expression", M. Chalfie, Y. Tu, G. Euskirchen, W. W. Ward, D. C. Prasher, Science, 263 (5148), 802-5 (1994)

http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/263/5148/802



"Crystal Structure of the Aequorea victoria Green Fluorescent Protein", Mats Ormö, Andrew B. Cubitt, Karen Kallio, Larry A. Gross, Roger Y. Tsien, S. James Remington dagger, Science, 273 (5280), 1392-1395 (1996)
DOI: 10.1126/science.273.5280.1392
http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/273/5280/1392


"THE GREEN FLUORESCENT PROTEIN", Roger Y. Tsien, Annu. Rev. Biochem., 67, 509–44 (1998)
http://classes.uleth.ca/200501/bchm3020a/Papers/GFP_Tsien_1998_anual_reviews.pdf

PDF(英語)読めます。





GFPの解説は以下のサイト(英語)がいいかも?

(と思ったけど、あまりよくなかった。)

とりあえず、オワンクラゲの写真や、蛍光で光っている写真が出てます。

http://www.conncoll.edu/ccacad/zimmer/GFP-ww/GFP-1.htm


日本語のサイト(これもあまりくわしくありません。)

http://www.bio.sci.toho-u.ac.jp/column/200609.html


調べたいタンパク質を作る遺伝子にGFP遺伝子をくっつけて、それを細胞内に入れることにより、その調べたいたんぱく質が細胞内のどこに存在し、どこに動いていくかがわかるということです。




Wikipediaより

下村 脩(しもむら おさむ、1928年8月27日 - )は、生物発光の第一人者であり、有機化学者・海洋生物学者。理学博士(名古屋大学、1960年)。京都府出身。米国マサチューセッツ州在住。

日本(長崎・名古屋)で有機化学・生物発光の研究を開始後、名古屋大学理学部にてウミホタルの発光タンパク質、ルシフェリンの結晶化に成功。

1960年渡米。プリンストン大学・ボストン大学・ウッズホール海洋生物学研究所(MBL)などに在籍し、海ボタル・発光クラゲ(オワンクラゲ)など発光生物の発光メカニズムを次々と解明する。なかでも、プリンストン大学・フライデーハーバー研究所時代に行ったオワンクラゲからのイクオリン・GFPの発見とその後の研究は、生物発光の学問の世界にとどまらず、今日のありとあらゆる生物学の分野に大きな影響を及ぼしている。活躍の場が米国であったためこれまで日本での知名度は低かったが、研究のオリジナリティーの面で国際的に通用する数少ない日本人研究者の一人である。「緑色蛍光たんぱく質GFPの発見と生命科学への貢献」により、2006年度朝日賞を受賞。2008年、ノーベル化学賞を受賞。




昨日の小林誠先生、益川敏英先生と、名古屋大学が躍進ですねー。




<ノーベル化学賞>下村脩・米ボストン大名誉教授ら3博士に
10月8日18時56分配信 毎日新聞
 スウェーデン王立科学アカデミーは8日、08年のノーベル化学賞を下村脩・米ボストン大名誉教授(80)ら3博士に授与すると発表した。受賞理由は「緑色蛍光たんぱく質(GFP)の発見と発光機構の解明」。下村氏らが見つけたGFPとその遺伝子によって、たんぱく質を蛍光標識し、脳の神経細胞の発達過程や、がん細胞が広がる過程などを生きた細胞で観察できるようになった。分子生物学や生命科学の発展に大きく貢献したことが高く評価された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081008-00000087-mai-soci



NHKの電話インタビュー「生理学・医学賞の可能性はあると思っていたけれど、化学賞とはびっくりしました。」

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じゃがりこの期間限定の「グラタン」味。

ホワイトソースとチーズの味がして、確かにグラタンです。
しかし、ちょっとグラタン味が薄いので、「グラタン」だと言われなければ「グラタン」だとは思わないと思います。
まぁ、美味しいけど。

う~ん。

僕も一応会員なんですが、たまに、「Yahoo!オークション」(ヤフオク)を使うぐらいなんだよなー。

無駄だなぁ。




Yahoo!プレミアム、月額52円値上げ
2008年10月08日 12時57分 更新
 ヤフーは10月8日、有料会員制度「Yahoo!プレミアム」の月額会費を、12月1日から52円値上げし、現在の294円から346円すると発表した。サービス維持のためのコストが増えたため。新たに、「Yahoo!オークション」(ヤフオク)で出品手数料を毎月10回まで無料にするなど6種類の特典を追加する。

 Yahoo!プレミアムは、本人確認が必要なヤフオクや「Yahoo!パートナー」「Yahoo!アバター」を利用できる有料会員制度。「Yahoo!動画」での特典映像の視聴など、同社サービスで計37種類の特典も利用できるほか、第一興商のカラオケ「ビッグエコー」料金が15%割り引きになるなど、外部企業も計5種類の特典を提供している。

 値上げは、特典の拡充や、大容量データを扱うための設備増強など、特典提供に必要なコストが増加したためだと説明している。

 値上げに伴い、10月1日からヤフオクの出品手数料を毎月10回まで無料にしたほか、12月から都度課金コンテンツで「Yahoo!ポイント」を2倍提供し、来年3月からは「Yahoo!ミュージックのサウンドステーション」でオンデマンド再生を可能にするなど、6種類の特典を追加する。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/08/news044.html

落雷事故で高校などに3億円賠償命令 というニュースもあり、まぁ妥当なのかなと思います。
それに比べて、この前のいじめ自殺で860万円賠償 の安さはなんとも。




高校プール事故 1億7000万円支払いで和解
01:29更新
 茨城県立神栖高校(神栖市)の水泳の授業でプールに飛び込んで頭を打ち、障害が残ったのは学校側が注意義務を怠ったためとして、市内の男性(21)と家族が県に約2億6000万円の損害賠償を求めた訴訟は7日、県が約1億7000万円を支払うことで水戸地裁で和解した。

 県は「男性に過失がなかったと認めた」と説明している。

 訴状によると、男性は同校3年だった平成17年7月、体育教師の指示で高さ約28センチの飛び込み台から水深約1.3メートルのプールに飛び込んだ際、底に頭をぶつけ頸髄(けいずい)を損傷。衣服の着脱ができなくなるなど、常時介助が必要な状態になった。

 男性側は「教師は水深が不十分なプールで飛び込ませており、学校は安全への配慮を怠った」と主張していた。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/185085/

日本人3人とはすごい。
(南部先生はアメリカに帰化しているので、日本人といっていいのかどうかよくわかりませんが。)

小林先生、益川先生は、1995年に6種類めのクォークが発見されて小林・益川理論が正しいことが証明されて以来、ノーベル賞を取るだろうとずっと言われてました。

南部先生のことは存じませんでした。
すみません。
講談社ブルーバックスの「クォーク―素粒子物理はどこまで進んできたか 」は読んだことあるはずなのですが。



ノーベル賞受賞について、益川先生は「うれしくないよ、科学者としては発見時がうれしくて、受賞は世俗的な物だ」とコメントしたそうです。
かっこえぇ。

この受賞で、素粒子物理学みたいな、日常生活にはクソの役にも立たないと思われるようなことが注目され、役に立たない研究にはお金を出さないというような風潮が見直されるとよいのですが。


<ノーベル賞>物理学賞に南部陽一郎氏ら3人に
10月7日19時18分配信 毎日新聞
 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、08年のノーベル物理学賞を、米シカゴ大の南部陽一郎名誉教授(87)=米国籍▽高エネルギー加速器研究機構(高エネ研)の小林誠名誉教授(64)▽京都産業大理学部の益川敏英教授(68)の日本人3人に授与すると発表した。素粒子の理論で先駆的な役割を果たしたことが評価された。日本人のノーベル賞受賞は、02年の小柴昌俊・東京大特別栄誉教授(物理学賞)、田中耕一・島津製作所フェロー(化学賞)以来6年ぶりで、3氏を含め受賞者は計15人。物理学賞に限ると小柴氏に続き計7人となった。
 南部氏の受賞理由は、物質の最小単位である素粒子の「自発的対称性の破れの発見」。小林、益川両氏は「CP対称性の破れの起源発見」。素粒子の世界に存在する「破れ」と呼ばれる非対称性の理論化に取り組んだ3氏の業績は、理論物理学の発展に大きく貢献、初めての日本人3人同時受賞につながった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081007-00000018-maiall-soci



The Nobel Prize in Physics 2008
"for the discovery of the mechanism of spontaneous broken symmetry in subatomic physics"
Yoichiro Nambu

"for the discovery of the origin of the broken symmetry which predicts
the existence of at least three families of quarks in nature"
Makoto Kobayashi Toshihide Maskawa

http://nobelprize.org/nobel_prizes/physics/laureates/2008/index.html



元論文

"Dynamical Model of Elementary Particles Based on an Analogy with Superconductivity. I", Y. Nambu, G. Jona-Lasinio, Phys. Rev. 122, 345 - 358 (1961)
DOI: 10.1103/PhysRev.122.345
http://link.aps.org/abstract/PR/v122/p345


"Dynamical Model of Elementary Particles Based on an Analogy with Superconductivity. II", Y. Nambu, G. Jona-Lasinio, Phys. Rev. 124, 246 - 254 (1961)
DOI: 10.1103/PhysRev.124.246
http://link.aps.org/abstract/PR/v124/p246



"CP-Violation in the Renormalizable Theory of Weak Interaction", Makoto Kobayashi, Toshihide Maskawa, Prog. Theor. Phys., 49(2), 652-657 (1973)
DOI : 10.1143/PTP.49.652
http://ptp.ipap.jp/link?PTP/49/652/





「Nanbu」ではなく、「Nambu」なのに注意。

南部先生はGiovanni Jona-Lasinio(ジョヴァンニ・ヨナ・ラシーノ(ジョナ・ラシノ)?)と一緒に、小林先生・益川先生はNicola Cabibbo(ニコラ・カビボ(カビッボ))と一緒にノーベル賞でもおかしくなかったのではないかと思うのだけど?




以下、Wikipediaより


南部 陽一郎(なんぶ よういちろう、1921年1月18日 - )はアメリカ合衆国の物理学者である。1960年代に量子色力学とヒッグス粒子の分野において先駆的な研究を行ったほか、弦理論の創始者の一人としても知られる。日本の福井県出身で、後にアメリカ合衆国に帰化した。2008年現在、シカゴ大学物理学科および同大のエンリコ・フェルミ研究所において名誉教授。
旧制福井中学、第一高等学校を経て1942年に東京帝国大学理学部物理学科を卒業。1949年に大阪市立大学助教授、翌1950年に教授となった。1952年に渡米し、プリンストン高等研究所(当時の所長はロバート・オッペンハイマー)を経て1956年にシカゴ大学助教授、1958年に同大学教授になった。1991年にシカゴ大学エンリコ・フェルミ研究所名誉教授となる。
1978年、文化勲章受勲。1982年には、アメリカ科学界最高峰の栄誉とされるアメリカ国家科学賞を授与された。
1970年に後藤鉄男とともに南部-後藤の弦理論(ひも理論)の提案をおこなったが、正しくないことが証明された。しかし1984年にマイケル・グリーンとジョン・シュワルツが発表した超対称性を加味した弦理論(超弦理論)によって、再び表舞台に現れた。
「自発的対称性の破れ」の発見によって、2008年にノーベル物理学賞を受賞。

クォーク―素粒子物理はどこまで進んできたか (ブルーバックス)
南部 陽一郎
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小林 誠(こばやし まこと、1944年4月7日 - )は日本の物理学者である。愛知県名古屋市出身。素粒子理論を専門分野とし、彼の名が付けられたカビボ・小林・益川行列で知られる。2005年文化功労者。2008年、「小林・益川理論」による物理学への貢献でノーベル物理学賞を受賞
愛知県立明和高等学校卒業。名古屋大学卒業。京都大学の助手であった1973年に、同僚の益川敏英と共にウィーク・ボゾンとクォークの弱い相互作用に関するカビボ・小林・益川行列(CKM matrix)を導入した。1979年に高エネルギー物理学研究所(現・高エネルギー加速器研究機構)助教授、1985年に同教授になった。現在は高エネルギー加速器研究機構名誉教授、国際高等研究所フェロー。

消えた反物質―素粒子物理が解く宇宙進化の謎 (ブルーバックス)
小林 誠
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益川敏英(ますかわとしひで、1940年2月7日 - )は日本の理論物理学者である。愛知県出身。京都大学名誉教授。京都産業大学理学部教授。専攻は場の量子論。理学博士(名古屋大学、1967年)。
京都大学理学部の助手であった1973年に、小林誠と共にウィーク・ボゾンとクォークの弱い相互作用に関するカビボ・小林・益川行列を導入した。この論文は、日本人物理学者の手による論文としては歴代でもっとも被引用回数の多い論文である。
2008年、「小林・益川理論」による物理学への貢献でノーベル物理学賞を受賞。


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