ちょっと前のニュースです。

世界中の辞書に「サイフォン」の間違った定義が載っているそうです。







サイホンの管内を液体が移動するのは「大気圧」の力によるものだとさまざまな辞書で説明されているが、物理学者スティーブン・ヒューズ(Stephen Hughes)氏によると正しくは「重力」によるものだ、とのこと。



Yahooの辞書「大辞泉」によると

「大気圧を利用し、液体を一度高い所に上げてはじめの位置より低い所に移す、曲がった管。」

となっています。

これが間違いです。



同じく「大辞林」にによると

「圧力差を利用して、液体をその液面より高い所へいったん導いて低い所に移す曲がった管。また、その装置。」

となっています。

これは間違いとは言えないと思います。



Wikipediaには

「出発地点が目的地点より高い位置にあれば、液体の移動によって管の内部に真空を作りだし、それにより液体を吸い上げる。途中、どれくらい高い地点を通ることができるかは、大気圧と液体の比重とによる。最高地点においては、重力が液体を両方に引っ張ろうとし、それにより真空が発生しようとする。」

というような説明があります。

これも間違いではないでしょう、というか、正しいと思われます。







実は、サイフォンの原理については、ちょっと前の理科教育に関する雑誌「たのしい授業」で話題になっており、仮説実験授業の授業書が掲載されていました。

結論は忘れましたが、「大気圧」が原因ではない、ということは書かれていたはずです。



97.9.17の「横浜物理サークルニュース114号」にも関連記事があります。

http://www.asahi-net.or.jp/~ha4k-myzk/news/N114/114.html