現行の「化学I」は内容が多すぎて3単位で終わらせるのはほとんど不可能でした。
新課程案の「化学基礎」では、「化学I」でややこしかった部分の多くが「化学」に移って無くなったという感じです。
(現行の「理科総合A」の化学分野に近いです。)
熱化学、電気分解、電池、無機、有機が「化学」に移りました。
全体に、現課程より理解しやすく、教えやすくなるのではないでしょうか。
「化学」で平衡を重要視している感じがするのが良いと思います。
ただし、面白い実験の多くが新課程案の「化学」の範囲になってしまうと思われ、化学の面白さが解ってもらえるかどうかが課題となりそうです。
それから、「化学基礎」だけでは、センター試験の問題を作るのはかなり苦しいと思います。
■主な内容
◆現行
「化学I」 原子・分子、周期表、結合、モル、熱化学、酸・塩基、酸化還元、無機、有機
「化学II」 水素結合、結晶、溶液、気体、平衡、高分子
◆新案
「化学基礎」
◇化学と人間生活
・単体、化合物、混合物・物質の三態
◇物質の構成
・原子、分子、周期表、結合
◇物質の変化
・モル・酸と塩基・酸化還元
「化学」
◇物質の状態と平衡
・気体・結晶・溶解平衡
◇物質の変化と平衡
・熱力学・電気分解・電池・反応速度・化学平衡
◇無機
◇有機
◇高分子