現行の「物理I」は電気分野から始まることで、物理のイメージが湧きにくかったのですが、新課程案の「物理基礎」では旧課程以前のように力学から始まっています。
現課程「物理I」の剛体のつりあいと波動の半分の内容が新課程案の「物理」に移ったという感じです。
波動が「物理基礎」と「物理」に分かれたためか、正弦波の式が復活した模様です。
また、ドップラー効果は観測者が動く場合も扱われます。
全体に、現課程より理解しやすく、教えやすくなるのではないでしょうか。
■主な内容
◆現行
「物理I」 電気、波、運動とエネルギー
「物理II」 力と運動、電気と磁気、物質と原子
◆新案
「物理基礎」
◇運動とエネルギー
・力(摩擦力、弾性力、浮力、圧力)・等加速度運動・運動の三法則・力学的エネルギー
◇物理現象とエネルギーの利用
・熱(温度と熱運動、熱の移動)・波(定在波、弦、気柱共鳴)・電気(抵抗、交流、電磁波)
「物理」
◇様々な運動
・剛体のつりあい・運動量・円運動と単振動、万有引力・気体の熱力学
◇波
・波の式・干渉、回折・ドップラー効果
◇電気と磁気
・電界・電気回路(コンデンサー)・電流と磁界(電流が受ける力、ローレンツ力、電磁誘導)・交流回路
◇原子
・電子・原子・電子殻・素粒子