今まで誰も気が付かなかったらしいのが不思議ですが、多くの魚や海洋生物が赤色ネオンのような蛍光色を発していることがわかりました。

ドイツのチュービンゲン大学(University of Tubingen)の研究者らが、たまたま緑と青の光線を遮断して赤の光線だけを通すゴーグルを着けて海中にもぐったところ、赤色に光り輝く世界を目の当たりにしたそうです。

太陽光による反射ではなく、自ら「クリスマスの赤い電飾のように」光っています。
光る原因はグアニン結晶らしい(魚が銀白色にキラキラ光る原因がグアニンで、マニキュア液や塗料の光沢として使用されている。)
(元論文を読んでいないのでわかりませんが、「発光」ではなく「蛍光」なので、別の色の光を吸収し、その光が赤になって放出されているはずです。グアニンが赤色の蛍光を出すのだとしたら、そのことが知られていなかったはずはないと思うのですが?)

太陽の可視光は海面下10メートルまでしか届かないため、魚は赤色を認識できないというのがこれまでの定説だったそうですが、赤い光を発しているからには、魚は赤色を認識できていると考えられるとのこと。

面白いですね。

一番下に示す元論文中(pdf)には魚のカラー写真が載っています。
キレイです。



元論文
"Red fluorescence in reef fish: a novel signalling mechanism?", Nico K. Michiels, Nils Anthes, Nathan S. Hart, Juergen Herler, Alfred J. Meixner, Frank Schleifenbaum, Gregor Schulte, Ulrike E. Siebeck, Dennis Sprenger, Matthias F. Wucherer, BMC Ecology 2008, 8:16
doi:10.1186/1472-6785-8-16
http://www.biomedcentral.com/1472-6785/8/16/abstract

http://www.biomedcentral.com/content/pdf/1472-6785-8-16.pdf