大地震は満月や新月の前後に多いことなどから(記憶が確かなら阪神大震災も満月の日でした)、月や太陽の引力が地震に関係していることは間違いないとと思いますが、満月や新月という月(半月)単位の周期ではなく、12時間か24時間という周期が出てきたのが面白いと思います。



月と太陽の引力、四国を揺らしていた 広島大研究
06:16更新
 四国東部で発生した、人には感じられない程度のわずかな大地の揺れ「微動」は、月や太陽の引力と密接に関連しているとの研究結果を、広島大などの研究チームが7日付の英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に発表した。

 こうした微動はプレート(岩板)の境界がゆっくりと滑る「スロースリップ」現象に伴って起きることが分かっており、研究チームの須田直樹(すだなおき)広島大准教授は「月や太陽によるほんのわずかな引力が、微動の発生に影響していることを確認できた」と話す。

 スロースリップは四国を含む日本列島が載る陸側プレートの下にフィリピン海プレートが沈み込む境界で発生。月や太陽の引力は、潮の満ち引きや岩石の伸び縮みを引き起こしている。

 研究チームは、2005年5月と06年2月に四国東部で起きた低周波微動のデータを解析。周期は12時間か24時間だった。引力がプレート境界に与える力を計算すると、微動が増えるのは、力の変化が大きくなる時間と一致。須田准教授は「力の変化に敏感に反応する微動の観測を続ければ、南海地震など巨大地震の前兆となるプレート境界付近の動きをとらえることができるかもしれない」としている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/176608/




元論文

"Non-volcanic tremor resulting from the combined effect of Earth tides and slow slip events", Ryoko Nakata, Naoki Suda, Hiroshi Tsuruoka, Nature Geoscience, Published online: 7 September 2008
doi:10.1038/ngeo288
http://www.nature.com/ngeo/journal/vaop/ncurrent/abs/ngeo288.html


ちなみに、ファーストオーサーの中田令子さんは、博士課程の学生さん(D3)のようです。